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Excelで行うあらゆる作業において「セル(またはセル範囲)を選択する」「文字やデータを入力する」ことは必須です。
Excelの様々な機能を覚えることはもちろん重要ですが、まずはこのような基本的な作業の効率化を進めることで、作業全体の効率面での「底上げ」を図る方が効果的です。

【セル範囲の選択】

セルを選択するには、下記の方法があります。

マウスによる範囲選択
・ドラッグして範囲選択
・範囲の左上をクリック → 範囲の右下を [Shift] キーを押しながらクリック(大きな範囲を選択する際に効果的)

キーボードによる範囲選択
・[Shift] キーを押しながら矢印キーで選択(いったん選択された範囲の微調整にも使用)

また、選択された範囲とは別に [Ctrl] キーを押しながら離れた範囲をマウスでドラッグすることで、複数範囲の同時選択が可能になります。

【文字の入力】

Excelでは、日本語は必要なときに日本語入力システムをオンにして入力します。
逆に数式や数字データの入力の際には半角で入力する必要があり、日本語入力システムがオンの状態ですと都度変換する必要が生じて非効率になりますので、日本語入力システムをオフにします。
日本語入力システムのオン/オフの切り替え方法および日本語入力のコツについては、下記をご参照ください。

「効率的な入力方法」
「効率的な日本語入力のために」

【表などへのデータ入力】

入力範囲が決まっている場合、あらかじめ「範囲選択」をしておきます。
次のセルに移動するには、[Enter] キー(下)または [Tab] キー(右)を押します。(上または左のセルに戻る際は [Shift] キーを押しながら [Enter] または [Tab])
なお、セルの移動の際に [→] キーを押したりマウスでクリックすると、範囲選択が解除されるので気をつけてください。

数字だけの入力には、「テンキー」(キーボード右手にある数字だけのキー)によるブラインドタッチを覚えると便利です。
「5」のキーには「目印」があります。触ると一部盛り上がっていますので、場所がすぐに分かります。
その「5」に右手中指を置くと、必然的に人差し指は「4」で薬指は「6」を押さえます。上にずらせば「7」「8」「9」、下にずらせば「1」「2」「3」です。また、親指で「0」、小指で「Enter」を押すことができます。
慣れてくると、手元を確認せずに書類だけを見ながらブラインドタッチで数字入力が可能になります。

(担当:瀧川 仁子