XMLについて(その1)に続き、XMLについて学習しましょう。
XMLはCSVのように「テキストファイルを使用したデータファイル」です。
良く使用されるのはXMLですが、ではXMLはCSVと比較して何が優れているのでしょうか?
付加情報を追加する事が可能
この点はCSVにはない、XMLの大きなメリットです。
例えば、以下は個人IDと身長と体重を記録したCSVファイルの例です。
id,height,weight
1,172,66
2,168,71
1,172,66
2,168,71
一方で、XMLでは以下のような記述を行うことが可能です。
<personal>
<id>1</id>
<height unit=”cm”>172</height>
<weight unit=”kg”>66</weight>
</personal>
<personal>
<id>2</id>
<height unit=”ft”>5.51</height>
<weight unit=”lb”>156.5</weight>
</personal>
<id>1</id>
<height unit=”cm”>172</height>
<weight unit=”kg”>66</weight>
</personal>
<personal>
<id>2</id>
<height unit=”ft”>5.51</height>
<weight unit=”lb”>156.5</weight>
</personal>
CSVでは単にデータを列挙するだけでしたが、XMLでは身長や体重に単位の指定をしているのです。
(ftはフィート、lbはポンド)
<要素名 属性名=”値”>値</要素名>
XMLは属性を使用する事でデータに付加情報を追加する事が可能です。
ひとつの要素には複数の属性をいくつでも追加する事が可能です。
このようにXMLはCSVよりも応用性に優れています。この特徴はぜひ、覚えておいていただければと思います。
(担当:奥田 英太郎)