投稿日時:
Webサイトのデザインを始める前にしておくべきことはありますか?
制作するWebサイトと同じ業種のWebサイトの研究をお勧めします。
ここでいう研究とは、業種自体の研究ではなく、それぞれの業種においてデザインに焦点を当てた視覚的な研究を指します。
Webサイトの場合、業種ごとにある程度の配色の偏りやデザインの傾向が見えてくることがあります。例えば、医療機関のWebサイトを制作する場合、血液を連想させるような鮮やかな赤の色が使用されることはほぼ無いでしょう。Webサイトの利用者には、清潔さや信頼感といったクリーンなイメージを伝えたいためです。一方、エンターテイメントに関連するのWebサイトでは、エネルギッシュな印象を与えるために原色の赤が使用されることも多いです。

このようにWebサイトの利用者に視覚的にどのように見せるかを決定する際、今ある同業種のWebサイトを研究することが大切です。同業種のWebサイトの利用者が重なっている場合も多く、利用者が見慣れたデザインや配色を使用することで、同業種のWebサイトを訪れる利用者の「違和感」を軽減させる効果もあります。さらに研究を重ねることで、ユーザーにとって見やすいWebサイトのレイアウトのアイデアや新しい表現のパターンを考えることも一つの方法です。

もちろん視覚的なデザインの研究も大切ですが、Webサイトで使用されている文章表現のわかりやすさや、文章表現そのものが、利用者に合っているのかを同時に考えていくことも大切です。

(担当:斉藤 万幾子