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PowerPointでは、文字だけでなく図を利用して概念や手順を伝えることがよくあります。
図解により「視覚化」することで、さらに理解しやすく説得力あるプレゼンテーションとなります。

一般的に、ドキュメントによる「説明」の手段としては下記があります。
・文章 =「読む」
・箇条書き =「見る」
・図解 =「見る」
報告書などの場合は文章主体となりますが、プレゼンテーションは「読む」のではなく「見て」理解できるものでなければなりません。
そこで、PowerPointによるプレゼンテーション資料は箇条書きと図解が中心となります。

「図解」を行うためには、下記二つの方法があります。

【オートシェイプ】
複数の図形を組み合わせて、概念や流れを説明する図を作成します。

(2003)[図形描画]ツールバーから選択
(2007・2010)[ホーム](または[挿入])タブ→[図形]から選択

この図形作成した複数の図形を「うまく配置」しようとして時間と手数をかけている方を、非常に多くお見受けいたします。ひとつひとつの図形の位置を合わせようとして微妙にずれてしまったり、追加した際にまたやり直したりなさっていないでしょうか。
実は図形の挿入の際は「適当に配置」しても問題ありません。文字の入力や大きさの調整などをした後に、一括で配置を調整すると効率的です。

(2003)[図形描画]ツールバーの[配置/整列]
(2007・2010)[ホーム]タブの[配置]

また、図形を線でつなぐ「コネクタ」、図形の重なりの順番を調整する「最前面(最背面)へ移動」、作成した複数の図形を一つとして扱うことの出来る「グループ化」など様々な機能があります。

【図表】(2003)または【SmartArtグラフィック】(2007・2010)
一覧から説明する内容に適したパターンを選択し挿入します。
既に構成ができている図に文字を入力するだけで図解が完成し、また項目の増減も容易です。
最初から作成するだけではなく、PowerPointでは既に入力された箇条書きをSmartArtに変換できます。

[挿入]タブ→[SmartArt]

(担当:瀧川 仁子