グラフの主な「役割」については、以下の2つのポイントが挙げられます。
・データの視覚化
・数値や項目の比較、傾向の把握などの分析を容易にする
つまり、データの「把握」「比較」「分析」を行いやすいグラフ=「分かりやすいグラフ」となります。
そのためには、活用する目的を踏まえた上でグラフの種類を選択する必要があります。
【主なグラフの種類】
◆ 横棒
・項目間の量などの比較に使用
◆ 縦棒
・データの時系列的な推移を表す
◆ 折れ線
・データの時系列的な傾向を表す
・異常値(急に増えている・減っている)を発見しやすい
◆ 円
・項目の全体に対する割合を表す
・比率や構成比を見ることができる
また、グラフの「見た目」にも留意することで、わかりやすいグラフが作成できます。
◆ レイアウト
・グラフ各要素のバランスやレイアウトを調整し、数値傾向等を読み取りやすくする
・縦軸の値範囲(最大値または最小値)を変更することで、データの差異を際立たせる
◆ 色
・強調したい部分の色を変更する
・グラデーションで立体的に見せる
◆ オートシェイプの活用
・「吹き出し」でコメントを書き込む
・強調したい部分に線を引いたりマークを付ける
(担当:瀧川 仁子)