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マイクロソフトによるOffice2003のサポートは、2014年4月8日に終了します。

現在2003をお使いの方は、「それ以降はOffice2003は使えなくなるの?」とご不安な方がいらっしゃるかもしれません。もちろん従来どおりお使いいただくことは可能です。
ただ、サポート期間の終了したソフトを使い続けることは、ソフトに何か不具合が発見されたりセキュリティ上問題のある場合でも修正プログラムが提供されないということを意味します。

一般的に、「古い」ソフトを使い続けることについては様々な問題があります。
ソフトはそれが作られた時点での技術に基づいています。2003は今から10年前(設計時はそれ以前)のパソコンの能力に合わせて作られています。この10年間でパソコンの能力は大幅に向上していますが、古いソフトは当然その能力を活かしてはいません。
また、2000年代の初めはインターネットは普及しているとはいえ、まだ「全てのパソコンがインターネットにつながっている」という状況ではありませんでした。そういう状況を想定していないソフトが現在のようにインターネットに常時接続していたら、セキュリティ的に何かトラブルがあったとしても不思議ではありません。
その後に発売されたソフトは、当然こういったパソコンや環境の変化に対応したものになっています。

また、ソフトはそのまま使い続ける場合でも、パソコンを入れ替えたりWindowsのバージョンアップを行うこともあります。
Windows8では、Office2003の動作は保証されていません。

上記事情により、来年までにはOfficeのバージョンアップをご検討の企業様も多いかと存じます。
現在のバージョンは、Office2010またはOffice2013(2013年2月発売)となります。

なお、Office2007以降は2003以前とメニュー構成や操作方法がかなり異なり、また新機能も加わりました。
ファイルの保存形式も変更になりましたが、2003以前のバージョンで作成したファイルは新しいバージョンで使用でき、新形式に保存しなおすことも可能です。

(担当:瀧川 仁子