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XMLという言葉は聞いたことはあるけれど、どのようなものなのか良く解らないという人も多い事でしょう。

XMLとは簡単に言えば、CSVのように「テキストファイルを使用したデータファイル」です。

id,name
1,A太郎
2,B太郎
3,C太郎

CSVではこのようなフォーマットでデータを記録します。
値と値をカンマ(,)で区切ることでデータを作成します。
拡張子には「.csv」が使用される事が多いです。

ちなみに、「拡張子」はOSがファイルの種類を認識するための識別記号で、ファイルとアプリケーションの関連付け等に使用されるものです。
フォーマットがCSV形式であれば、拡張子はcsvでなくても構いません。

<table>
  <row>
    <id>1</id>
    <name>A太郎</name>
  </row>
  <row>
    <id>2</id>
    <name>B太郎</name>
  </row>
  <row>
    <id>3</id>
    <name>C太郎</name>
  </row>
</table>

一方で、XMLでは上記のようなフォーマットでデータを記録します。
XMLは<要素名>値</要素名>と記述してデータを作成します。
拡張子には「.xml」が使用される事が多いですが、フォーマットがXML形式であれば、拡張子はxmlでなくても構いません。

用途はCSVもXMLも同じです。
データの記録は勿論、RDBMSのインポートやエクスポート、データファイルの転送、アプリケーションの設定ファイル等に使用されます。

CSVとXMLはどちらが良く使用されているかと言えば、回答は「XML」となります。
すなわち、XMLを使用する様々なメリットが存在しているのですが、今回からしばらくは、このXMLについて学習してみたいと思います。

(担当:奥田 英太郎