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売上データなどを品目や人別に集計する際に、手数や時間がかかってお困りのことも多いかと存じます。
Excelには、集計に便利な様々な機能があります。どのように集計したいかの目的により使い分けをお勧めします。

◆フィルタで抽出

項目ごとに条件を付けて抽出し集計値を見るには、オートフィルタを利用します。
(集計値は、条件にあったもののみとなります)

オートフィルタで抽出した場合、最終行にSUM関数等を作成していてもその集計は反映されません。SUBTOTAL関数を使って集計します。
「リスト」機能(2003)または「テーブル」機能(2007以降)を利用すると、[集計行] にチェックを入れるだけで自動的にSUBTOTAL関数の入った集計行が追加されるので便利です。

◆SUMIF(またはCOUNTIF)関数

別の表に集計値のみを項目別に表示するには、SUMIF・COUNTIF・AVEREGEIFなどの関数を利用します。
2007以降ではSUMIFS関数のように複数の条件で集計できる関数が増えました。

◆自動集計

項目別に並べ替えたデータに自動的に集計行を挿入します。

◆ピボットテーブル

別の表で集計値を出すのは上述のSUMIF等の関数でもできますが、大量のデータの場合は範囲指定が面倒になります。
ピボットテーブルは自動で範囲指定を行うため、大量データの集計に便利です。
また、計算式や表を作り直すことなく集計方法を変更したり項目の入れ替えを行えるので、多様な視点からの分析が可能になります。

(担当:瀧川 仁子