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PowerPointの特徴の一つとして、「動き」を設定できることが挙げられます。
強調したい文字や図形を大きくしたり色を付けたることもありますが、それよりも目立つのは「動くもの」です。「動き」を効果的に使えば、伝えたい情報をさらに強調しわかりやすく伝えることが可能です。

基本的に「動き」を利用する目的は、「強調」と「目線の動き=情報のコントロール」のためです。
逆に言えば、それらに関係ない動きは不要です。動きは「必要最小限」に設定します。

PowerPointでの「動き」は、「画面切り替え効果」と「アニメーション」の二つです。
それぞれの効果について、留意すべきポイントをご紹介いたします。

◆画面切り替え効果
スライドを切り替える際の効果で、スライドごとに設定します。

画面切り替え効果は適切に使用しないと、聞き手が内容よりも動きに気をとられてしまいがちになります。効果的なプレゼンのためのお勧めは下記です。
・(地味な)同じ効果を全てのスライドに適用し、全体の統一感を図る
・表紙スライドや話が変わるところ(だけ)に画面切り替え効果を設定し、聞き手の注意を惹く

◆アニメーション
スライド上のオブジェクトの動きで、オブジェクトごとに設定します。

アニメーションは、下記のような場合に使用すると効果的です。
・箇条書きを順番に表示する
・説明または見る順に、図形等のオブジェクトを表示する
 または、オブジェクトを入れ替える
・説明または見る順に、塗りつぶしの色を変更する
・図形等の形に合わせて変形しながら表示する(中央からズーム、形に添って伸びる等)
・説明の流れにあわせてオブジェクトを移動する

(担当:瀧川 仁子