ExcelやAccessで、作業を自動化するために「マクロ」や「VBA」をお使いの方は多いと思います。
同じ言葉ですが「マクロ」機能はExcelとAccessでは、下記のように異なります。
Excelの「マクロの記録」機能
・行った操作手順を登録する
・VBで記録され、VBEでの編集が可能
Accessの「マクロ」機能
・Accessのアクション登録機能
・VBAとは関係ない(VBAは「モジュール」として作成)
Accessにおけるマクロの作成方法は2つあります。
・オブジェクトとしてマクロを作成
→作成後に、フォームやレポートにプロパティの[イベント]タブで割り当てる
・フォームやレポートのプロパティの[イベント]タブで作成
それでは、それぞれの方法についての詳細をご紹介しましょう。
◆オブジェクトとしてマクロを作成する場合
1)マクロの作成
(2003)データベースウィンドウの「マクロ」→[新規作成]
(2007・2010)[作成]タブ→[マクロ]
[マクロビルダー]で「アクション」と「引数」を設定
・アクション …実行する処理
・引数 …そのアクションを実行する際の設定
2)作成したマクロをイベントに割り当てる
マクロを割り当てるコントロールのプロパティ→[イベント]タブで目的のイベントのボックスをドロップダウンしてマクロを選択
◆イベントからマクロを作成する場合
1)マクロを割り当てるコントロールを選択し、プロパティを表示
2)プロパティの[イベント]タブで目的のイベントの[ビルド]をクリックし、[マクロビルダー]を表示
3)上記「オブジェクトとしてマクロを作成」と同じ方法でマクロを作成
2007および2010では、イベントからマクロを作成した場合は「埋め込みマクロ」としてそのフォームやレポートに保存されます。
次回はよく使われるマクロの例をご紹介いたします。
マクロを活用することにより、業務の効率化につながれば幸いです。
(担当:瀧川 仁子)