Excelは表計算、Accessはデータベース。
データ管理に適しているのは言うまでもなくAccessです。
しかし、下記のような事例が多数報告されているのはなぜでしょう?
今までデータ管理をExcelでしており、それをAccessに切り替えたが、業務効率が一向に良くならない。と。
原因は簡単です。
それはデータベースが分っていないからです。
Wordが使えれば良い文章が書けるか?
PowerPointが使えれば良いプレゼンができるか?
Accessが使えれば良いデータベースが作れるのか?
Accessというアプリケーションが使えるのと、データベースができるは同じじゃないのです。
ゆえにAccessだけできたところでデータ管理は、業務効率は、一向に良くならないのです。
具体的には下記の2点を学習しましょう。
1点目は「テーブル設計」
Accessはリレーショナル型のデータベース。リレーショナル型はテーブルを分けて、必要に応じて結合するもの。
いかに上手にテーブルを分けてデータを管理するかがポイントです。
なんでもかんでもひとつのテーブルに詰め込んでたら、効率よく検索、集計できるわけがありません。
2点目は「SQLコマンド」
SQLはリレーショナルデータベースを操作するコマンドです。
AccessではSQLができなくてもデータが操作できるようにクエリが存在します。
しかし、SQLでできる事を100とすると、クエリでできることは50ぐらいしかありません。
50の機能だけでデータ管理しているわけですから、そんなんじゃ効率が良くなるわけありません。
ExcelからAccessに切り替えたのに、どうも上手くいかない。
であれば是非ともデータベースを勉強して下さい。
(担当:奥田 英太郎)