いろいろなWebサイトをネットサーフィンしていると、さまざまな種類のWebサイトがあることに気が付きます。
今回は、このWebサイトは実は2つの別々の目的に分けられる、ということをお話しします。また、どちらの目的のサイトにも共通する「Webサイトを作る前の準備」についてもご紹介します。
いまやほとんどの企業がWebサイトを持っています。
そのWebサイト、実は目的によって大きく2つに分かれていること、ご存知でしたでしょうか。
・コーポレートサイト
・マーケティングサイト
この2つです。
さて、それぞれをみていきましょう。
コーポレートサイトとは、具体的には企業のWebサイトのことです。「情報の発信」をしたり「企業のブランドイメージの浸透」を主な目的にしています。適切なコーポレートサイトを持つ場合、期待できる効果としては、目的とする要素に加えて信頼性の向上があります。
コーポレートサイトの内容として、会社概要やプレスリリース、製品情報があります。
コーポレートサイトを作る手順としては、事前に自社の特徴をいかに表現するかを把握して、それをどのようにWebサイトに反映させるかを考慮する必要があります。
では、コーポレートサイトが想定するターゲットは誰になるでしょうか。
通常は、株主や潜在顧客、そして就職活動者になります。
一方で、マーケティングサイトとはなんでしょうか。
マーケティングサイトとは「業績の向上」が主な目的になるWebサイトのことです。具体的にはYahooショッピング等のショッピングモールサイトや、受注生産サイト、集客サイトがあります。
期待できる効果としては「商品の受注」「見込み客の発掘」「実際の店舗の集客」等があります。
では、マーケティングサイトが想定するターゲットは誰になるでしょうか。
通常はこれから現れるかもしれない「見込み顧客」になります。
Webサイトを2つに分けることで、それぞれの特徴を生かした、それぞれの効果を得やすいWebサイトになります。もし、この2つの特徴を1つのWebサイトに混ぜた場合、どちらの効果も得にくいものになる可能性があります。
このようにWebサイトは、大きく分けて2つの種類に分かれている、ということがわかりました。
では、この前提を使って、これからこの2つに共通する視点を、見ていきましょう。
Webサイトを作る前の準備の段階で、確認すべきポイントを見ていきます。
Webサイトの内容を変更したい場合、または、新しい内容を付け加えたい場合、
作り始める前に考えておくと良い点は以下の4つです。
・サイトの目的
・期待する効果
・ターゲット
・伝えたいイメージ
上の3つは、先ほど見ていきました。
Webサイトの種類によって、異なるものを設定します。
4つめの伝えたいイメージとは「落ち着いた」「赤いポルシェのような高級感のある」のようなイメージのことです。人によって言葉から連想するイメージは異なるので、具体的な名称を挙げて設定すると共有されやすいです。
自社でWebサイトを作る場合でも、制作会社に指示する場合でも、上の4つの項目を決めておくことで、これ以降の制作段階に入ったとき、スムーズに始めることができます。
このようにWebサイトをつくる前、Webサイトは2つの種類のうちどちらを作るのか、そして、作る前の準備すべき項目4点を考えることから始めてみましょう。
「ユーザーが求めているサイト」はなんなのか、という視点で考えていくと良い効果が得られやすくなります。
(参考文献:「見た目だけに頼らない本物のWEBデザイン」エムディエヌコーポレーション)
弊社では、社内のWeb担当者がWebページの更新や新規作成を可能となることを想定した講座をレベルやニーズに応じて多く設定しています。是非ご参加をご検討いただければ幸いです。
(担当:斉藤 万幾子)