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「Webアプリケーションの開発技術を学びたいのですが、何を学習、何から学習すればいいのでしょうか?」という質問は、当校の講座へのご参加を予定している方からも含め、いただく頻度が高い質問の一つです。

ショッピングサイトやコミュニティサイト等、Webアプリケーションはさまざまな技術の集合体で作られています。従って、開発するにあたってもさまざまな技術を学ぶ必要があります。

当校の講座と照らし合わせると、下記の順序で学習する事をお薦めいたします。

1、HTML/CSS入門
まずはWebの基礎を学習しましょう。HTML、CSSはWebページを作成するための技術です。

2、HTML/CSS活用
入門編の続きです。入力フォームの作り方や、デザイン構成について学習します。

3、PHP入門
サーバサイドのプログラミングで、多くのレンタルサーバで使用されているPHPを学習します。Webアプリケーションの中核を担うものになります。

4、Javascript入門
クライアントサイドのプログラミングで、ユーザインターフェースを担うものになります。

5、Ajax/jQuery入門
jQueryは標準のJavascriptには無い機能を追加したり、使いづらい部分を改定したりする外部ライブラリです。
jQueryを使用する事で、簡単に視覚的なユーザインターフェースやAjaxを実装する事ができます。
AjaxはJavaScriptとPHP等のサーバーサイドとの連携技術になります。

当校のお客様でも時々いらっしゃいますが、Web開発についての多少のご経験をお持ちなのか、HTML/CSS入門講座や活用講座を受講しないで、いきなりPHP入門やJavascript入門から参加される方が見受けられます。
この際、講義参加に必要な前提知識(=HTMLやCSSの知識)が一部不足しており、講義内容の理解が難しくなってしまうケースも発生しています。

DreamWeaver等のWebオーサリングツールを使用しているため、ソースコードレベルでHTMLやCSSが記述できない方や、他のプログラミング言語経験者でPHPやJavaScriptの基本文法は分かるけれど、やはりHTMLやCSSが記述できないという方は、少し注意が必要です。
HTMLやCSSの基礎をしっかり理解し、基本的なソースコードをご自身で記述できることが、Webアプリケーション開発の上では「必須」となります。

改めて、ご自身のスキルをご確認下さい。
開発スキル習得は、まさに「急がば回れ」です。基礎を飛ばして必要そうな知識だけをつまみ食いで学ぼうと思っても、結局は時間と費用が余計にかかってしまうことに繋がります。
基礎から地道に学習すること。これが結局は「使える」技術習得に繋がります。

(担当:奥田 英太郎