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VBAはMS Office(ExcelやAccess)上で稼動するVBの事です。
今回はVBについてお話しましょう。

Visual Basic、通称VB
Microsoft社製のプログラミング言語で、主にWindows系の開発に用いられる。

VBにもバージョンがあり、時と共にバージョンアップしていくのですが、この歴史がちょっと複雑。

VBでは6.0までを旧VB、レガシーVBと称し、7.0以降を新VB、VB.NETと称します。
旧VBと新VB、同じVisual Basicの冠を付けてはいるが、この2つはまったくの別言語です。
動作環境も開発環境もプログラムの作り方も違う、まったくの別言語なのです。

2008年4月をもってMicrosoft社は旧VBのサポートを廃止。
現在ではVBといえば新VBを指す用語で、旧VBは文字通りレガシーとなってしまいました。

しかし、MS Officeのマクロで使用されているVBAのVBはVB6.0を母体としております。
2008年以降のOffice 2010も、発売予定になっているOffice 2013もVBAのVBはVB6.0なのです。

Microsoft社がなぜ廃止している旧VBを適用し続けるか理由は分りません。
おそらく互換性を優先したのではないかと思われます。
何しろ旧VBのソースコードは新VBでは動かないのですから。

VBAを学習すると言う事はVB6.0を学習するという事です。

現在、本屋の棚に並ぶ「VB」の本は新VBです。
VB6.0の書籍は、よほどの大型書店か古本屋でもなければそうそうないでしょう。
また、VBAの書籍は数多くあれど、VB6.0の基本文法について記した書は無きに等しいです。

当校の著作「Excel VBAセミナーテキスト」はVB6.0の基本文法を記した唯一の書かもしれません。

以上、当校からのCMでございました。

(担当:奥田 英太郎

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当校ではVBA関連の講座で7講座あります。
最初はVBA(正確にはVB6.0)なるプログラミングの基本文法を学習するために「VBA基本文法 初級」と「VBA基本文法 応用」を受講して下さい。
その後、VBでExcelを操作する技術を学習する「ExcelVBA 活用」やVBでデータベースを操作する技術を学習する「VBA DB接続 入門」と目的に合わせて講座を選択する事ができます。

なお、当校では「ExcelVBA 活用」や「VBA DB接続 入門」を受講するにあたり「VBA基本文法 応用」の受講が前提条件となっています。

昔はこのような前提条件はありませんでした。
しかし「VBA基本文法 初級」や「VBA基本文法 応用」の内容は習得済みだから、いきなり「ExcelVBA 活用」や「VBA DB接続 入門」を受講させてくれ。という方々の実に約9割が講義について来られない事例があり、やむを得ずこのような前提条件を作ったのです。

どうも「変数宣言や分岐文、ループ文ができる=VBの基本文法がわかる」と捉えているらしく、クラスやオブジェクト(インスタンス)、エラートラップ(例外処理)なんかが分らないものだから、講義についてこられないのだ。ましてや「AccessVBA 活用・実践」に関してはSQLやADOができなければ話になりません。

どうも当校側の「これできますか?」と、受講者側の「それできます」に大きな隔たりがあるようです。

「ExcelVBA 活用」や「VBA DB接続 入門」を受講するには、前提条件として「VBA基本文法 初級」と「VBA基本文法 応用」の内容ができなければならず、内容は当校のWebサイトに明記しております。
にもかかわらず、前提条件についての問い合わせが良くあるのですが、明記されている事さえも分らないのであれば、素直に最初から受講して下さい。

基礎をすっ飛ばしても良い事なんてひとつもありませんよ。

(担当:奥田 英太郎

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「マクロ」とは「アプリケーションの作業の自動化」を指す用語。
例えば、ファイルにプログラムを組み込むことで、そのファイルを操作する事ができます。

MS OfficeではExcelやAccess等のOfficeファイルに「Visual Basic(VB)」のプログラムを組み込むことで、ファイルを操作する事ができ、作業の自動化を行う事ができる。これをMS Officeでは「Visual Basic for Application(VBA)」と称している。

VBAはMS Office上で稼動するVBの事。
となると、VBAを学習するという事はVBを学習する事になります。

そもそも「Excel VBA」はVBでExcelを操る技術、「Access VBA」はVBでAccessを操る技術のことであり、その基礎は変わりません。
だから当校ではExcel、Access関係無く、VBA講座の入門編として「VBA文法 初級・応用」とVBの基本文法に特化した講座を行っているわけです。

VBAの学習は、まずはVBの基本文法を学習する事。
その後にVBでExcelやAccessを操作する技術を学んでいきます。

よく「できない」と誤解されがちなのですが、Accessに組み込んだVBAでExcelを操作する事もできます。
Excelに組み込んだVBAでOutlookを操作してメールを送信する事もできます。
Wordに組み込んだVBAでデータベースから取得したデータを出力する事だってできます!!(需要があればですが)

VBにExcelAccessも関係ありません。
VBを学び、VBで何をしたいのかが重要になります。

だから、まずVBの基本文法を学習しましょう。
その旨ご理解した上で、皆様方のご受講をお待ちしております。

(担当:奥田 英太郎

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ExcelやAccessといったアプリケーションの使い方を学習するのと、VBAのようなプログラミングを学習するのは根本的に違います。
もともと用意されている機能の使い方を学習するのと、無い機能を作り出す技術の学習ですから。

プログラミング言語を駆使してソフトウェアを作り出すプログラマーは職人です。
プログラミングを学ぶという事はプログラマーなる職人の技術を学ぶ事になります。
大工であれ、料理人であれ、その職人の技術を学ぶのは大変な事です。それは容易に想像できますよね?

プログラミングを習得するには、最低でも1年間はかかります。

1日速習で習得できるものではありません。
そのため、当校の講座では、各自で学習を1年間続けるための「土台作り」を提供しております。
プログラムの基礎をおさえ、土台を作り、その土台のもと1年間は学習を続けて下さい。

いつも講座の冒頭で同じ事言っているのですが、これはダイエットと同じだと思って下さい。
1日かけてダイエットのやり方を教えます。が、その1日で「私痩せたかしら?」とはなりませんよね?
痩せたいのであれば、今後も各自で続けて下さい。と同じことなのです。

職人の技術を習得するのに近道はありません。地道な努力のみなのです。

「研修に行かせたんだから、もうできるでしょ?こんなの作ってよ」
近年、このような事を平気で言ってくる会社が多いです。そんな事言わせないで下さい。

VBA、Java、PHP、JavaScript等、当校ではさまざまなプログラミングの講座を設けておりますが、受講する方も、受講者を送り出す会社側も、その旨ご理解して下さい。

(担当:奥田 英太郎