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当校では、さまざまなプログラミング言語の講座を設けておりますが、教材を作るにあたり苦労しているのが「さまざまな名称」です。プログラミング言語には、同じ意味を表す物に異なる名称が付けられており、表記を統一する事に苦労しています。

これには、受講者の方も苦労されているご様子です。
書籍やWebサイトにより、名称が異なるので「コレとコレは違うんですか?」「同じものです」なんて質疑応答がやりとりされる事もしばしば見られます。

そこで、今回は特に異なる名称が多い「クラス関連の名称」についてご説明しましょう。

さまざまな機能を有し、道具として使われる「クラス」。
JavaScriptでは、正確にはクラスは無く、クラス的な物を「オブジェクト」と呼んでいます。

new演算子で作成される「インスタンス」。
VB等では「オブジェクト」と呼んでいます。JavaScriptの「オブジェクト」と混同しやすいのでご注意下さい。

クラスが保有している変数は「属性」「メンバ変数」「フィールド」、PHPでは「プロパティ」とも呼ばれています。
クラスが保有している機能は「操作」「メンバ関数」「メソッド」と、さまざまな名称が付いています。

カプセル化に基づき、private化したフィールドとやりとりするのにJavaでは「アクセッサメソッド(setter、getter)」を使用しますが、C#やVBでは「プロパティ」を使用します。C#やVBではフィールドとプロパティはまったくの別物となります。

各言語ごとに一般的な名称を以下の表にまとめました。

C++ Java C# VB PHP JavaScript UML
クラス クラス クラス クラス クラス オブジェクト クラス
インスタンス インスタンス インスタンス オブジェクト インスタンス インスタンス オブジェクト
メンバ変数 フィールド フィールド フィールド プロパティ フィールド 属性
メンバ関数 メソッド メソッド メソッド メソッド メソッド 操作
アクセッサ アクセッサ プロパティ プロパティ アクセッサ

「インスタンスとオブジェクトは同義語なのか否か?」ですが、これは明確な定義が無いため、諸説あります。
今回ご紹介した名称は、あくまでも一般的に使用される名称である事をご留意下さい。

(担当:奥田 英太郎

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Excelは「表計算ソフト」なので、数値や金額の計算に使用する頻度は高いと思います。
今回は、Excelを使用して数値の端数処理をするときの便利な関数についてご説明したいと思います。

小数点以下の数値がある場合、Excelは見た目を「四捨五入」して表示しています。

このような小数点以下の数値を合計する場合、合計値が見た目の数値と異なってくることがあります。
そこで、関数を使用して端数処理することにより、意図した数値を使用して計算できるようにします。

四捨五入・切り上げ・切り捨て、それぞれの関数があります。

ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWNそれぞれの関数は、処理する桁を引数で指定可能です。
 「0」 小数点以下第一位を処理し整数にする
 「1、2、…」 小数点以下を処理し指定した小数点の位にする
 「-1、-2、…」 整数の位を処理する(十の位、百の位等)

INT関数には桁指定はなく、切り捨てて整数にします。
通常はROUNDDOWN関数で引数を「0」に指定した場合と同様ですが、負の数を指定した場合は結果が異なります。
例えば「-5.75」はROUNDDOWN関数では「-5」となりINT関数では「-6」となりますので、利用する際には注意が必要です。

Excelには関数が300個以上あります。一度に全部覚えることはできませんが、このように似た関数をまとめて覚えれば実務へのご活用もしやすいと思います。

(担当:瀧川 仁子

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講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスをご理解いただくうえで、エクセルの内容は重要なポイントとなるために、適宜ご説明させていただいております。ワードやエクセルも合わせて学習しますと、アクセスに対する理解がさらに深まり、お仕事の効率が飛躍的に上がると思いますので、またのご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスの基本的な内容が理解できますと、ユーザー部門の方がシステム部門の方とお話をする際の基礎ができますので、お仕事の効率が良くなることと思います。また、初級の内容を元に応用編まで受講されますと、実務でアクセスを一層活用するためのスキルが習得出来ますので、ぜひご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスはどうしても「難しい」「とっつきにくい」というイメージを持ってしまうと思いますが、今回のように体系立てて学習すると、理解しやすいのではないかと思います。何よりも楽しく学習いただけたというコメントが、とても嬉しく思います。ぜひ今回の内容をお仕事で使っていただきながら、復習をしていただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

セミナーの内容がお役に立てたようで、嬉しいです! 今回はエクセルの基礎的な内容を中心にお話をしましたが、応用編は、もっと便利な機能を多く採り上げますので、さらに活用範囲が広がっていく事と思います。今回のようにセミナーできちんと体系立てて学習すると、お仕事に活用可能なポイントも想像しやすいと思います。またのご参加をご検討いただければと思います。ありがとうございました。
(担当:福井 康江

講師からのコメント

この度はアクセス応用セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスの概要が理解できますと、同時にアクセスで出来ることの多さに驚くと思います。SQLを使ったデータ抽出やテーブル設計の方法を学習することで、より一層業務への応用範囲が広がる事と思います。ぜひ今回のセミナーご参加を機に、次のステップの学習に進んでいただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス応用セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスに限らずオフィス系のソフトには便利なショートカットキーが沢山あります。今回の内容をお仕事にお役立ていただき、また機会がございましたら次のセミナーへのご参加もご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス応用セミナーへのご参加をありがとうございました。当校のセミナーは集合研修ではありますが、個別のモニタリングシステムを入れておりますので、細かな質問やアドバイスの対応もしやすくなっております。安心してご受講いただくことが出来たようで良かったです。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

セミナーの内容がお役に立てたようで、嬉しいです! 今回はIFやVLOOKUP等のお仕事でよく使用する関数や、フィルタやピボット等の集計・分析機能を採り上げました。今回の様に体系立てて学習すると、普段何気なく使っている機能であっても、より理解しやすいのではないかと思います。ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。またのご参加をお待ちしております。ありがとうございました。
(担当:福井 康江

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。今回は統計分析の基礎を多く採り上げることとなりましたが、さらに統計分析についてご興味が持たれたようで、嬉しく思います。今回の内容を、業務へ活用いただければ幸いです。また、今回のセミナーで採り上げなかった内容につきましては現在計画中の「実践編」にて採り上げる予定でおりますので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。データ分析は難しいというイメージがどうしてもあると思いますが、今回お話しましたように、実際の作業自体にそれほど難しいポイントがあるわけではありません。そのため、大学の授業への応用など、いろいろとご活用いただけることと思いますので、今回お話しました内容を活かし、まずは作業に慣れていただけたら良いのではないかと思います。機会がございましたら、またのご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。分かりやすかったとのお話、嬉しく思います。本日の内容は業務におけるデータ分析、中でも様々な予測において役立つものが多くありますので、是非ご活用いただければと思います。機会がございましたら、またのご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

セミナーご受講ありがとうございました。カリキュラムに関するご要望、ありがとうございます。一日という時間の制約の関係上、多くのポイントをご紹介することを優先しているため、総合演習の様な時間がかかる演習までは時間を割くことができませんでした。こちらは今後の課題とさせていただければと思います。まずは、今回の内容を業務の中でご活用いただくことで、さらなるご理解に繋げていただければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
(担当:小口 真己

講師からのコメント

セミナーの内容がお役に立てたようで、嬉しいです! アクセスに対して最初は難しい印象がどうしてもあると思いますが、順序立てて学習すればお仕事に使えそうなイメージをつかんでいただけるのではないかと思います。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。またのご参加をお待ちしております。ありがとうございました。
(担当:福井 康江

講師からのコメント

基本が学習いただけたとのことで、良かったです。Javaに限らずプログラミングは基本が重要です。今回はあくまでもJavaプログラミングの入口の話でしたので、今後も引き続き学習を続けていただければ、さらなるステップアップに繋がると思います。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。パワーポイントに限らずオフィス系のソフトには便利なショートカットキーが沢山あり、普通に使っているだけでは気づかないような便利な機能も多くあります。そのため、このようなセミナーで体系的に学んでいただくことで、お仕事も大幅に効率化するのではないかと思っています。今回の内容をお仕事にお役立ていただき、また機会がございましたら次のセミナーへのご参加もご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

この度はVBA文法初級セミナーへのご参加をありがとうございました。当校のセミナーは集合研修ではありますが、個別のモニタリングシステムを入れておりますので、細かな質問やアドバイスの対応もしやすくなっております。安心してご受講いただくことが出来たようで良かったです。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はVBA文法初級セミナーへのご参加をありがとうございました。今回はライブセミナーにてご受講いただきましたが、操作されている画面は講師側でも全て確認出来ますので、安心してご受講いただくことが出来たようで良かったです。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。当校のセミナーは集合研修ではありますが、個別のモニタリングシステムを入れておりますので、細かな質問やアドバイスの対応もしやすくなっております。安心してご受講いただくことが出来たようで良かったです。また、当校では1日速習という短時間で重要なポイントを学んでいただいているために、実務に活かしながら復習していただく事で、さらに理解度を深めていただけるようなセミナーを実施しております。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

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ビジネスパワーアップコラム<アイデア発想法編> 第一回

アイデア。私はこの言葉を聞くだけで、ワクワクします。世の中を大きく変える出来事も、日々のちょっとした喜びも、この「アイデア」から生まれることが多いと思います。変化の早い現代においてビジネスを進める上では特に、このアイデアの有無、もしくはアイデアの優劣がビジネス自体の成否を大きく左右するポイントとなります。

一方で、アイデアについての話題の際には「アイデアが出ない」「アイデアが思いつかない」という声をよく耳にするのも、また事実だと思います。私自身も重要な場面でアイデアがなかなか出ずに困ることもよくあります。実際に、前回までの「ロジカルシンキング編」コラムが終わった後で、新しいコラムのテーマを考える必要がありましたが、これについてはいろいろと悩みました。その際にふと「コラムのアイデアに困るのならば、アイデアの発想方法自体をテーマにしたら面白いのでは?」と思ったのですね。私自身、これまで多くのビジネスアイデアを考えてきましたし、元々「アイデアを発想する」ことが好きですので、今回のコラムからは「アイデア発想法」に関して色々とお話をしていきたいと思います。少しでも皆さんのアイデア発想のヒントとなれば、幸いです。

さて、今回はアイデア発想法の初回となりますが、まずはこれまでの私のコラムと同様に「アイデア」の本質を考えてみたいと思います。

国語辞書で「アイデア」を調べると、「思いつき」「新規な工夫」「着想」等の説明が出てきます(goo 国語辞書より)。では、その「思いつき」や「新規な工夫」という意味をもう少し掘り下げるとどうなるでしょうか。ここでは、アイデア発想法についてのベストセラーである、ジェームズ・W・ヤング著の「アイデアのつくり方」からヒントを得てみます。

アイデアとは? この問いにヤングは

「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ」である

と答えています。私自身も、アイデアの本質を考える場合に、このヤングの定義ほど明解かつ簡潔なものは存在しないと考えています。ポイントは「既存の要素」の「新しい組み合わせ」であること、言い換えれば「無からアイデアは発想されない」ということです。

皆さんも実際に何かアイデアがひらめいたときのことを思い出してみて下さい。自分自身の過去の経験や興味のあること、目標や課題等があり、さらにこれらに関する様々な情報が存在する場合に、このような要素同士がふとしたきっかけで化学反応を起こすことで「アイデア」が生まれてきたのではないかと思います。逆に、このような構成要素が存在しない状況では、アイデアが生まれにくいか、そもそも「アイデアの必要性」自体を感じないかもしれません。

このことから、アイデアを発想するための基本要件が分かります。すなわち、アイデアとは

・前提となる目標・課題・問題意識等があり、
・その前提に関する様々な情報が存在し、
・それらの情報の新たな組み合わせを考えることで構築される

ものと定義できます。

従って、アイデアを発想する際には「問題の明確化」「情報収集」「組み合わせ思考」の3点がキーポイントであることが分かります。次回以降のコラムではこの3点について、実際にどのように考えるのかをお話していきたいと思いますが、今回はまずは「アイデアは無からは発想されない」こと、そしてアイデア発想時には

・問題の明確化
・情報収集
・組み合わせ思考

が重要であることをイメージしていただければと思います。

(担当:佐藤 啓

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前回のWeb系ブログコラムでは、既存サイトにバナーを追加するにあたって考慮すべき「文字の可読性」についてお話しました。今回はシリーズの最後の第5回目として「面積」について説明したいと思います。

ここでの「面積」とはバナーの大きさ(サイズ)のことを指します。バナーを追加する場合、バナーの配置場所やバナー自体の大きさを自由に選択可能である事はあまり多くありません。既存サイトに新しいバナーを簡単に追加したい場合には、既にいくつかのバナーが配置されている領域に対してのバナー追加を、まず検討すると思いますが、そのようなバナー群の領域は縦または横の幅が固定化されている場合が多いと思います。ここで大切なことは、安易に固定サイズを踏襲するのではなく、必要に応じて柔軟に適切なバナーの大きさを考えていくことです。

一般的にバナーの面積を大きく取れば取る程、閲覧するWebページ上に占めるバナーの面積が増加するためバナーを目立たせることが可能です。言い換えますと、バナーの「面積」を考えることは、どの程度強くバナーをアピールしたいかという程度を考えることであるといえます。私自身はバナーの大きさを変化させる場合、変化させる前の元のサイズを1として、1:2、1:3といった割合になるようにサイズを大きくしていき、サイズの妥当性を検討します。これによって、元のサイズの割合を大きいサイズでも保つため、バナーを配置する領域のリズム感をできるかぎり崩さずに済むと考えています。

参考までに、Google Adwardsのイメージ広告を利用する際にはバナーサイズが以下のように定められていますのでご紹介します。よく使用されるサイズとして、背景色がオレンジのバナー、ビッグバナー、スクエア、スカイスクレイパーが多いと思います。
参照:Google Adwards ヘルプ

PC用
サイズ(px) 通称
250×250 スクエア
200×200 スクエア(小)
468×60 バナー
728×90 ビッグバナー
300×250 レクタングル
336×280 レクタングル(大)
200×200 スクエア(小)
120×600 スカイスクレイパー
160×600 ワイド スカイスクレイパー
300×600 ハーフページ広告
スマートフォン用
サイズ(px) 通称
320×50 モバイル ビッグバナー
200×200 スクエア(小)
250×250 スクエア
300×250 レクタングル

広告用のバナーを作製する場合には、このようにあらかじめ指定されたサイズが存在する事が多いので、そのサイズに従ってバランスを調整していくことなります。

バナーの面積を考えることはバナー作製の最初の段階における作業になると思います。面積を決定した後は、シリーズとしてお話しして来たポイント思い出していただき、バランス良く組み合わせることで効果的なアピールを実現しましょう。
これまで「目立つバナーの作製」シリーズでは、追加するバナーをどのようにすれば目立たせることが可能かという視点からいくつかのポイントをご紹介してきました。「色の視認性」のコラムでは、周囲の色との明度差を適切に設けることの重要性についてお話しました。
また、「色の誘目性」のコラムでは、Webサイトごとに目立つ色と目立たない色があるというお話もしました。
面積を大きく取れば取る程、これらのポイントによる効果をより強調することが可能です。一方で、例えば明度差の極端な画像は、バナーの大きさの有無に関わらず非常に目立つことがありますので、これまでのポイントをどの程度のバランスで取り入れるかを考えることは、バナー制作中にいつも気に留めておきたいですね。

この回を持ちましてバナーを既存サイトに目立つバナー追加する際考慮すべきポイントのお話は終了になります。ぜひ今後にお役立ていただけましたら幸いです。

(担当:斉藤 万幾子