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紙上の計算結果と、Access上の計算結果が合わない。
そんな事ありませんか?

実はこれ、よくある事なのです。
気付いていないだけでは?良く見比べて下さい。

私達が学生時代に学習した算数、数学とコンピュータやAccess上の計算は異なります。
その違いを理解しない限り、計算結果のズレ続ける事になります。

「Access上の計算結果が合わない」には下記の3点が挙げられます。

1、浮動小数点と誤差
2、最近接偶数丸め
3、書式「通貨」の小数表示

重要な事なのに、これらに触れた書籍類を見た事がありません。
そんな本読んで勉強してたんじゃ、いつまでたっても業務効率は良くなりませんよね。

Accessを業務で役立てるためには、Accessというアプリケーションの使い方だけを学習するのではなく、コンピュータやデータベースについても幅広い学習が必要です。

もう一度、紙上の計算結果とAccess上の計算結果を見比べて下さい。
ズレていませんか?

(担当:奥田 英太郎

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Wordに限らず、どのソフトを使う場合でも日本語の入力は必須です。
効率的な日本語入力=業務効率化の基本と言えます。

【文字入力効率化のポイント】

1. 変換回数が多くないですか?
 単語や文節ごとに変換するのは非効率です。一文などある程度まとまった単位で変換しましょう。一文字よりも単語、単語よりも文節、文節よりも文章のほうが、正しく変換される確率が高くなります。

2. 間違った文節区切りで変換されたものは消して、あらためて入力し直していませんか?
 一度入力したものは再変換可能ですので、入力し直しは非効率です。[Shift]+[←][→]キーで文節を区切り直しましょう。

3. [Enter] キーを押し過ぎていませんか?
 変換後に都度 [Enter] の入力は不要です。次の入力または操作を行うと確定されます。

【便利なキー】

◆ ファンクションキーによる変換
 [F7] 全角カタカナ、[F8] 半角カタカナ、[F9] 全角英数(大文字・小文字)、[F10] 半角英数(大文字・小文字)

◆ [Esc](エスケープキー)による取り消し
 確定前の状態で押すと、変換された状態を変換前に戻します。
 また、変換していない状態では入力を取り消します(入力した文字が消える)。

◆ 入力した文字の削除
 [Delete]([Del])キー …カーソルの「右」(縦書では「下」)の文字を一文字削除します。
 [Backspace] キー …カーソルの「左」(縦書きでは「上」)の文字を一文字削除します。
 なお、文字選択した状態ではどちらのキーを押しても選択した文字を削除します。

(担当:瀧川 仁子

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ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編> 第八回

前回のプレゼン編コラムでは「Q&A」を活用することで、伝えたい話の内容が伝わりやすくするだけでなく、相手に対する自分の「好意」も同時に伝えられるという話をしました。今回のコラムではこの点に関連し、人間が「物事を納得する」仕組みについて、お話したいと思います。

プレゼンの最終目的は「自分が伝えたいテーマに対して相手の同意を得ること」ですが、一般的に言えば、同意を得るためにはまず、相手が自分の話に納得出来なければなりません。もちろん、納得できないポイントがいくつかあったとしても同意可能なケースはあるでしょうし、逆に話自体に納得は出来ても同意できないケースもあるでしょう。ですが、このようなケースは、選択肢や予算が限られている等「話の内容」以外のポイントが意思決定に影響を及ぼしている場合が殆どです。一般的には納得できないポイントができる限り少ない方が同意を得られやすいことは事実ですので、相手が納得できるように話をすることはいずれにしても大切な点となります。

では、どのようにすれば自分の話に相手が納得するのでしょうか。私は一般的に「納得」というのは大きく「論理」と「心理」の2つの軸に分解して考えることが出来、それぞれの納得感の得られ方で、全体としての納得感も変わってくると考えています。簡単に言えば「正しいか、正しくないか」という論理面と、「好きか、嫌いか」という心理面の組み合わせで、納得感の得られ方が変わるということですね。

プレゼンについての学習では「論理面」言い換えれば「論理思考」との組み合わせで話の進め方を学ぶ機会も多いと思います。実際に私が担当するプレゼンシナリオに関するセミナーにおいても、論理思考についての話をしています。「論理面」言い換えれば「正しいか、正しくないか」ということは話をする上では大切なポイントであり、もちろんですが正しいと自分自身が自信を持って話せる内容をできる限り伝えていかなければいけません。

ですが、少しイメージしてみましょう。どれだけ正しい話をしたとしても、相手側の担当者が自分自身のことを「嫌っている」としたら。論理的には非常に素晴らしく、また分かりやすい話だったとしても、もし相手自身に全ての決定権がある状態でしたら、おそらく相手は同意をしないのではないでしょうか。

これは、論理的には納得できても、心理的には納得できず、しかも優先順位としては「論理<心理」であるから、なのですね。

人間とは難しいもので、「理」ではなく「情」の生き物です。全てが論理的に正しいという話だけで回るなら、ビジネスのハードルもずっと下がるはずですし、世界はもっと平和になると思います。ですが、そのような世界は人間の世界ではなく、ロボット=プログラミングされた世界でしかあり得ないと私は思っています。人間の判断には多かれ少なかれ「情」が絡んできてしまうので、いくら「正しい」話をしたところで、そもそも自分自身のことが嫌われている状況なら、心理的な面での納得感を得られず、結果として同意も得られにくい、という話が一般的だと私は思っています。

すなわち、相手が納得できる話をするためには、論理面での正しさはもちろんですが、それ以上に「心理面」が重要であるということを認識する必要がある、ということです。ビジネスの場合であれば、上司や部下、あるいは取引先等でも全て同じですが、「自分自身が相手にとって何らかの役に立っていること」が相手の心理面に大きく影響を及ぼします。相手に対して時間的・金銭的等の直接的なメリットがある場合はもちろんですが、「ムードメーカー」として「一緒にいると楽しくなる」「元気が出る」等の間接的なメリットも効果的な場合が多いと思います。

このように、相手に何らかのメリットが生じている状況ですと、心理的な納得感が得られやすくなります。要は「この人が言っているのだから」というように、「話の中身」ではなく「人」で判断されやすくなるということですね。この状態に持って行くことが出来れば、論理面で多少正しくないところがあったとしても、逆に相手から「助け船」を出されたり等、最終的に話をまとめることは格段に行いやすくなります。

心理的な納得感は一朝一夕で得られるものでは決してありません。まずは相手にとって役立つことを行うことで「信用」を得て、さらにその信用を積み重ねて「信頼」される関係を構築することが必要です。社外でのコンペ等「一発勝負」の場では難しいかもしれませんが、逆に社内でのプレゼン等であれば、心理的な納得感を得られるような「下準備」を行うことは非常に効果的であると私は思っています。

大切なポイントは、物事の納得には「論理面」と「心理面」という2つの軸があり、たいていの場合は「論理<心理」という優先順位で相手は考えているという点に気づくことです。プレゼンの機会がある方は、是非この「心理面」の納得感の得られ方についても考えてみることをお薦めします。
(担当:佐藤 啓

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前回のWeb系コラムでは「色の持つ効果」についての第一回ということで、青を取り上げました。
今回は色シリーズの2回目として、「白」についてのお話をします。

「白」を使ったWebサイトを数多く目にする機会があると思います。実は「白」も青同様にWebサイトでもっとも多く使われている色の一つです。

明るい、清潔なイメージを「白」はもっています。「白」は背景色としても最もよく使われる色です。「白」が背景色にあるとき、その上にある文字や色がよりはっきり目立つという特徴があります。また暗い背景では、文字色としてもよく使われます。

ではそのような白の使い方に注意しながら、いくつかサイトを見ていきましょう。

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ファッション系のWebサイトやショッピングサイトに多いことですが、背景色に白が使われています。これにより、さまざまな色を持つ商品画像が並んでいても、それぞれをしっかり目立たせることができます。

Visual Supply Co
  

背景色に白が使われています。非常に大きいほぼ無彩色のメインビジュアルの画像が、次々と移り変わっているのが特徴的です。画像の余白にも白が多く取り入れられています。
これによりポイントとなるカラーの金色が目立ち、少ない配色ながらも、コントラストの強さがより強調される構成になっています。ゆったりしたレイアウトが、その構成を支えているWebサイトです。

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すっきりと清潔な印象を与えつつ、画像を引き立てている白の使い方です。
シンプルなデザインで、料理の彩度や明度のコントラストがうまくつかわれています。白が基本的な色になっているとき、どのような色が入ってもイメージ箱割れず、画像が大きい場合は大きなインパクトを与えることができます。

このように白は各パーツを分けてそれぞれをしっかり見せることができます。それにより、伝えたい情報をより強調して伝達することができます。余白には白を使っておくという使い方ではなく、各パーツの情報をしっかり伝えるために、余白の取り方も計算して幅をとることに留意するのも大事なWebデザインと言えます。

(担当:斉藤 万幾子

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VBAはMS Office(ExcelやAccess)上で稼動するVBの事です。
今回はVBについてお話しましょう。

Visual Basic、通称VB
Microsoft社製のプログラミング言語で、主にWindows系の開発に用いられる。

VBにもバージョンがあり、時と共にバージョンアップしていくのですが、この歴史がちょっと複雑。

VBでは6.0までを旧VB、レガシーVBと称し、7.0以降を新VB、VB.NETと称します。
旧VBと新VB、同じVisual Basicの冠を付けてはいるが、この2つはまったくの別言語です。
動作環境も開発環境もプログラムの作り方も違う、まったくの別言語なのです。

2008年4月をもってMicrosoft社は旧VBのサポートを廃止。
現在ではVBといえば新VBを指す用語で、旧VBは文字通りレガシーとなってしまいました。

しかし、MS Officeのマクロで使用されているVBAのVBはVB6.0を母体としております。
2008年以降のOffice 2010も、発売予定になっているOffice 2013もVBAのVBはVB6.0なのです。

Microsoft社がなぜ廃止している旧VBを適用し続けるか理由は分りません。
おそらく互換性を優先したのではないかと思われます。
何しろ旧VBのソースコードは新VBでは動かないのですから。

VBAを学習すると言う事はVB6.0を学習するという事です。

現在、本屋の棚に並ぶ「VB」の本は新VBです。
VB6.0の書籍は、よほどの大型書店か古本屋でもなければそうそうないでしょう。
また、VBAの書籍は数多くあれど、VB6.0の基本文法について記した書は無きに等しいです。

当校の著作「Excel VBAセミナーテキスト」はVB6.0の基本文法を記した唯一の書かもしれません。

以上、当校からのCMでございました。

(担当:奥田 英太郎