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ExcelやAccessといったアプリケーションの使い方を学習するのと、VBAのようなプログラミングを学習するのは根本的に違います。
もともと用意されている機能の使い方を学習するのと、無い機能を作り出す技術の学習ですから。

プログラミング言語を駆使してソフトウェアを作り出すプログラマーは職人です。
プログラミングを学ぶという事はプログラマーなる職人の技術を学ぶ事になります。
大工であれ、料理人であれ、その職人の技術を学ぶのは大変な事です。それは容易に想像できますよね?

プログラミングを習得するには、最低でも1年間はかかります。

1日速習で習得できるものではありません。
そのため、当校の講座では、各自で学習を1年間続けるための「土台作り」を提供しております。
プログラムの基礎をおさえ、土台を作り、その土台のもと1年間は学習を続けて下さい。

いつも講座の冒頭で同じ事言っているのですが、これはダイエットと同じだと思って下さい。
1日かけてダイエットのやり方を教えます。が、その1日で「私痩せたかしら?」とはなりませんよね?
痩せたいのであれば、今後も各自で続けて下さい。と同じことなのです。

職人の技術を習得するのに近道はありません。地道な努力のみなのです。

「研修に行かせたんだから、もうできるでしょ?こんなの作ってよ」
近年、このような事を平気で言ってくる会社が多いです。そんな事言わせないで下さい。

VBA、Java、PHP、JavaScript等、当校ではさまざまなプログラミングの講座を設けておりますが、受講する方も、受講者を送り出す会社側も、その旨ご理解して下さい。

(担当:奥田 英太郎

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Officeで行う業務は、ほとんどが「処理業務」になります。クリエイティブな仕事ではないので、時間をかければいいものができるわけではありません。むしろ時間と手間をかけず、なおかつミスなく遂行することが要求されます。 つまり、「速さ」と「正確さ」がなにより重要となります。そのために覚えておくと便利なポイントをご紹介します。

ポイント1 「日本語と半角英数の入力切り替えは [半角/全角] キーで」
ポイント2 「見た目の編集は最後に」
ポイント3 「便利なキーの活用」

■ポイント1 「日本語と半角英数の入力切り替えは [半角/全角] キーで」
氏名や住所などの日本語入力と、郵便番号や電話番号のような半角英数入力の切り替えの際、IMEツールバーをマウスでクリックして切り替える方をときどきお見受けします。
実はその方法では入力中にキーボードから手を離して操作をすることになり、非効率です。日本語入力のオン/オフには、キーボード左上の [半角/全角] キーの利用をお勧めします。
ただし、外資系の会社など日本語キーボードをお使いでない場合はそのキーがありませんので、ソフトウェア切り替え(画面上のIMEツールバーをマウスでクリック)で日本語入力のオン/オフを切り替えます。

特にExcelでは基本的に日本語入力オフにし、項目名や関数中の文字列など日本語入力が必要なときだけオンにするようにすれば、数字データ入力の際にいちいち [Enter] で確定する必要がなく、またうっかり数式や関数の「=」や「(」を全角で入力してしまうことも避けられます。

■ポイント2 「見た目の編集は最後に」
Wordで文書作成の際に、入力しながら右揃えや中央揃え、またはサイズ変更や下線などの書式設定をしていないでしょうか。また、Excelでのデータ入力中にも、セルの中の文字位置変更(左揃えや中央揃え)や数字の桁区切りカンマの追加をしたくなると思います。
しかしこれらの編集は都度行わず、入力終了後に全体に対してまとめて行うことで作業時間を短縮できます。

■ポイント3 「便利なキーの活用」
マウスでクリックまたはドラッグして選択や範囲指定を行うのは一般的ですが、入力中にキーボードから手を離してマウスを持つのは作業が中断され非効率です。移動(方向キー、[Home] [End])や範囲指定、コピー([Ctrl] + [C])/貼り付け([Ctrl] + [V])などの操作は、キーボードからも行えます。
また、他にも [Tab] や [Ctrl] など便利なキーがあるのでぜひ使いこなしてみることをお勧めいたします。

(担当:瀧川 仁子

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Office2007または2010のユーザーが「ワードやエクセルのファイルをメールに添付して送ったら、相手から開けないと言われてしまった」という場合、まず考えられるのはバージョンの違いです。

ワード、エクセル、パワーポイントなどOffice製品には、それぞれ「バージョン」があります。現在主に使われているのは、2003(またはそれ以前)と、2007、2010の3つのバージョンです。
実は97・2000・2002・2003ではファイルを保存する形式は同じですが、2007および2010は異なる形式になりました。そのため2003以前のバージョンでは2007/2010形式のファイルを開くことが出来ません。これを「互換性がない」といいます。また、後から出た2007と2010は2003以前の形式を開くことができ、これを「上位互換」といいます。

Office2007または2010で作成したファイルを2003(またはそれ以前のバージョン)のユーザーに送る場合には、2003以前のOfficeで使える形式に保存し直して送らなければなりません。

【設定方法】
1) [Officeボタン](2007)[ファイル](2010)→ [名前を付けて保存] → 97-2003形式を選択
2) [名前を付けて保存] 画面で保存先を指定しファイル名を付けて [保存]

現在社内で2003と2007/2010が混在している場合は、基本的にファイル形式を2003形式に合わせておくとお互いが利用できます。

ところで、2007または2010で作成したファイルを2003形式で保存する場合、一つ注意点があります。
2007/2010では、ファイルの形式が違うだけでなく様々な新機能が使えるようになりました。ファイルを2003で使える形式に保存すると、その新機能を使用して作成した部分が使えなくなることがあります。
(保存時に互換性のチェックメッセージが表示されます)

たとえば、SmartArtや一部のグラフが図になってしまう、テーマがスタイルに変換される等です。また2007/2010で2003形式のファイルを編集する際には「互換モード」となり、2007/2010の新機能を使用できなくなります。
2007/2010で作業をする際には、このような点にも注意をすると効率が上がります。

(担当:瀧川 仁子

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いろいろなWebサイトをネットサーフィンしていると、さまざまな種類のWebサイトがあることに気が付きます。
今回は、このWebサイトは実は2つの別々の目的に分けられる、ということをお話しします。また、どちらの目的のサイトにも共通する「Webサイトを作る前の準備」についてもご紹介します。

いまやほとんどの企業がWebサイトを持っています。
そのWebサイト、実は目的によって大きく2つに分かれていること、ご存知でしたでしょうか。

・コーポレートサイト
・マーケティングサイト

この2つです。

さて、それぞれをみていきましょう。
コーポレートサイトとは、具体的には企業のWebサイトのことです。「情報の発信」をしたり「企業のブランドイメージの浸透」を主な目的にしています。適切なコーポレートサイトを持つ場合、期待できる効果としては、目的とする要素に加えて信頼性の向上があります。
コーポレートサイトの内容として、会社概要やプレスリリース、製品情報があります。

コーポレートサイトを作る手順としては、事前に自社の特徴をいかに表現するかを把握して、それをどのようにWebサイトに反映させるかを考慮する必要があります。

では、コーポレートサイトが想定するターゲットは誰になるでしょうか。
通常は、株主や潜在顧客、そして就職活動者になります。

一方で、マーケティングサイトとはなんでしょうか。
マーケティングサイトとは「業績の向上」が主な目的になるWebサイトのことです。具体的にはYahooショッピング等のショッピングモールサイトや、受注生産サイト、集客サイトがあります。
期待できる効果としては「商品の受注」「見込み客の発掘」「実際の店舗の集客」等があります。

では、マーケティングサイトが想定するターゲットは誰になるでしょうか。
通常はこれから現れるかもしれない「見込み顧客」になります。

Webサイトを2つに分けることで、それぞれの特徴を生かした、それぞれの効果を得やすいWebサイトになります。もし、この2つの特徴を1つのWebサイトに混ぜた場合、どちらの効果も得にくいものになる可能性があります。

このようにWebサイトは、大きく分けて2つの種類に分かれている、ということがわかりました。
では、この前提を使って、これからこの2つに共通する視点を、見ていきましょう。
Webサイトを作る前の準備の段階で、確認すべきポイントを見ていきます。

Webサイトの内容を変更したい場合、または、新しい内容を付け加えたい場合、
作り始める前に考えておくと良い点は以下の4つです。

・サイトの目的
・期待する効果
・ターゲット
・伝えたいイメージ

上の3つは、先ほど見ていきました。
Webサイトの種類によって、異なるものを設定します。
4つめの伝えたいイメージとは「落ち着いた」「赤いポルシェのような高級感のある」のようなイメージのことです。人によって言葉から連想するイメージは異なるので、具体的な名称を挙げて設定すると共有されやすいです。

自社でWebサイトを作る場合でも、制作会社に指示する場合でも、上の4つの項目を決めておくことで、これ以降の制作段階に入ったとき、スムーズに始めることができます。

このようにWebサイトをつくる前、Webサイトは2つの種類のうちどちらを作るのか、そして、作る前の準備すべき項目4点を考えることから始めてみましょう。
「ユーザーが求めているサイト」はなんなのか、という視点で考えていくと良い効果が得られやすくなります。

(参考文献:「見た目だけに頼らない本物のWEBデザイン」エムディエヌコーポレーション

弊社では、社内のWeb担当者がWebページの更新や新規作成を可能となることを想定した講座をレベルやニーズに応じて多く設定しています。是非ご参加をご検討いただければ幸いです。

(担当:斉藤 万幾子

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Excelは表計算、Accessはデータベース。
データ管理に適しているのは言うまでもなくAccessです。

しかし、下記のような事例が多数報告されているのはなぜでしょう?
今までデータ管理をExcelでしており、それをAccessに切り替えたが、業務効率が一向に良くならない。と。

原因は簡単です。
それはデータベースが分っていないからです。

Wordが使えれば良い文章が書けるか?
PowerPointが使えれば良いプレゼンができるか?
Accessが使えれば良いデータベースが作れるのか?

Accessというアプリケーションが使えるのと、データベースができるは同じじゃないのです。
ゆえにAccessだけできたところでデータ管理は、業務効率は、一向に良くならないのです。

具体的には下記の2点を学習しましょう。

1点目は「テーブル設計」
Accessはリレーショナル型のデータベース。リレーショナル型はテーブルを分けて、必要に応じて結合するもの。
いかに上手にテーブルを分けてデータを管理するかがポイントです。
なんでもかんでもひとつのテーブルに詰め込んでたら、効率よく検索、集計できるわけがありません。

2点目は「SQLコマンド」
SQLはリレーショナルデータベースを操作するコマンドです。
AccessではSQLができなくてもデータが操作できるようにクエリが存在します。
しかし、SQLでできる事を100とすると、クエリでできることは50ぐらいしかありません。
50の機能だけでデータ管理しているわけですから、そんなんじゃ効率が良くなるわけありません。

ExcelからAccessに切り替えたのに、どうも上手くいかない。
であれば是非ともデータベースを勉強して下さい。

(担当:奥田 英太郎