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「マクロ」とは「アプリケーションの作業の自動化」を指す用語。
例えば、ファイルにプログラムを組み込むことで、そのファイルを操作する事ができます。

MS OfficeではExcelやAccess等のOfficeファイルに「Visual Basic(VB)」のプログラムを組み込むことで、ファイルを操作する事ができ、作業の自動化を行う事ができる。これをMS Officeでは「Visual Basic for Application(VBA)」と称している。

VBAはMS Office上で稼動するVBの事。
となると、VBAを学習するという事はVBを学習する事になります。

そもそも「Excel VBA」はVBでExcelを操る技術、「Access VBA」はVBでAccessを操る技術のことであり、その基礎は変わりません。
だから当校ではExcel、Access関係無く、VBA講座の入門編として「VBA文法 初級・応用」とVBの基本文法に特化した講座を行っているわけです。

VBAの学習は、まずはVBの基本文法を学習する事。
その後にVBでExcelやAccessを操作する技術を学んでいきます。

よく「できない」と誤解されがちなのですが、Accessに組み込んだVBAでExcelを操作する事もできます。
Excelに組み込んだVBAでOutlookを操作してメールを送信する事もできます。
Wordに組み込んだVBAでデータベースから取得したデータを出力する事だってできます!!(需要があればですが)

VBにExcelAccessも関係ありません。
VBを学び、VBで何をしたいのかが重要になります。

だから、まずVBの基本文法を学習しましょう。
その旨ご理解した上で、皆様方のご受講をお待ちしております。

(担当:奥田 英太郎

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文字の書式設定の際に「フォント」「ポイント」という言葉が出てきます。「フォント」は文字の書体の種類のことを指し、また「ポイント」は文字の大きさを意味します。
新規作成の際、ワードでは「MS 明朝、10.5ポイント」、エクセルでは「MS P ゴシック、11ポイント」で設定されます。このフォントの種類とポイント数は、編集時に文字ごとに変更可能です。必要に応じてフォントを変更すると、文書の印象を変えることができます。

日本語フォントの種類ですが、大きく分けると主に「ゴシック体」と「明朝体」になります。ゴシック体は角ばった書体、明朝体は止めはねのある書体です。

また、「MS P ゴシック」のようにPの付くフォントは「プロポーショナルフォント」といって、文字ごとに幅が調整されています。そのため文字間隔が詰まり、バランスの取れた体裁の文章を作成することができます。「A」や「B」と「i」や「l」など幅の異なる文字が混在しても、間を詰めて空白ができないよう調整してくれます。
逆に文字の幅が全て同じ「MS ゴシック」のようなフォントを「等幅フォント」といいます。 縦書きの文字を作成する場合は、この等幅フォントを使用すると文字の幅が揃ってきれいに見えます。

ところで、プロポーショナルフォントを適用した文章で、二行目以降の頭落しや文字数の違う項目を同じ幅に揃える際にスペースで揃えようとするとうまくいきません。それはスペースと他の文字の幅が異なるからです。
ワードやパワーポイントでは、頭揃えは「インデント」や「タブ」、異なる文字数を同じ幅に揃えるには「均等割付」という機能を利用して文章の体裁を整えます。

(担当:瀧川 仁子

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ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編> 第三回

前回のプレゼン編コラムでは「1枚1分」の原則に従うことでプレゼン資料の作成時間短縮を図ることが可能であることを書きましたが、今回はこの「1枚1分」と同様に、プレゼン作成時に覚えておきたい「数字キーワード」をいくつかご紹介したいと思います。これらの数字に気を配ることで、よりよいプレゼン資料を効率的に作成することが可能になります。

◆ 箇条書きは「最大13文字以内に収める」

皆さんはヤフーのサイトを見たことはありますでしょうか? おそらく多くの方が目にしているサイトだと思いますが、ヤフーのトップページには最新のニュース8本を掲載する「トピックス」という欄があります。実はこのトピックスの各記事タイトルの文字の長さは、ヤフーさんの内規で「最大13文字まで」と決められているそうです。

この13文字というのは「人間がパッと見た瞬間に内容を判断できる最大の文字の長さ」がどの程度かということを、様々な実験等の結果から導き出した結果得られた、ある種の経験則的なものという話なのですが、この「パッと見て内容を判断できる」という部分は、プレゼンにもそのまま応用することが出来ると思います。

ただし、実際に「13文字」にきっちり収めようとすると、文章の圧縮に相当苦労します。実際、ヤフーさんのニュース担当者の方も、この「13文字制限」にニュースタイトルを収めるために、どのように文字を削るか、非常に悩むそうです。ただ、この「悩み」が、良いプレゼン(あるいは良いニュースタイトル)の第一歩となることは間違いないと思います。文章の文字を削る訓練は、そのまま「内容の重要なポイントだけを抜き出す」訓練にもなります。是非、この「1行13文字以内」という決まりについては、覚えておくことをお薦めします。

◆ 箇条書きの本数は「最大3本」

一枚のスライドに使用する箇条書きの本数については、これも色々な考え方があると思います。私はこれについては「最大3本」という数字をお薦めしたいと思います。この理由には、人間の記憶力と密接な関係があります。

人間が同時に物事を記憶できるのは「5±2」と言われています。要は、平均では同時に5つ程度の物事までを覚えることが出来ますが、この数字には個人によるばらつきもありますので、おおよそ「3つから7つ」程度のものを一度に覚えられる、ということになります。

プレゼンでは自分が伝えたいことを、まずは相手に覚えてもらい、その上で相手に「判断」を行ってもらう必要が生じます。その上では、この「同時に記憶できる数」は相手の理解を効果的に進める上で非常に重要な要素となるわけですね。人によって同時に記憶できる数が異なる以上、最も少ない同時記憶数である「3つ」にポイントを絞り、話をすることが大切であると私は考えています。

言い換えれば「要点は3点以内にまとめよう」ということでもあります。これはプレゼンだけでなく、ビジネス全体にも応用することが可能な、重要な数字です。

◆ 1分間で話す文字数は「最大300文字」

前回のコラムでご紹介した「1枚1分」の原則ですが、これは実際に「話す文字数」でいうとどの程度の分量になるのかという疑問をお持ちかもしれませんね。その答えは「文字数にして、最大300文字」です。

この300文字という数字は、NHKのアナウンサーの方がニュース原稿を読む際の標準の速さから来ています。ただし、NHKニュースを実際に聞いてみると、1分間に300文字という速さは「思ったよりも速い」印象を受けると思います(私自身はそうでした)。ですので、この「300文字」という数字はあくまでも「上限」として考えた方が良いと私は考えています。

ちなみに、私自身が実際のプレゼンで1分間に話をする分量は、平均で250~260文字程度です。NHKニュースよりも15%ほどゆっくりしたスピードで話をしているイメージですね。従って、10分のプレゼンであれば、2,500文字程度の原稿を用意することになります。

この2,500文字という数字ですが、実際にこの文字数を書いてみると、「予想外の文字の少なさ」に驚くかもしれません。実際に、今回のこのコラムの「ここまでの」文字数は約1,700文字です(トータルでは約2,100文字です)。これは「一字一句話す内容」ベースでの文字数ですから、これ以上の内容を話すことは「出来ない」ということになります。このことからも、プレゼンで時間内にきちんと自分の伝えたいことを伝えきるためには「事前の入念な準備」が必要なことがよく分かると思います。

実際、私はプレゼンにおいては、スライド資料の作成よりもこの「原稿作成」の時間の方が作業負荷は大きいと考えています。スライドについては話をしたい内容の「大枠」を書くだけで済むので作業はそれほど大変ではないのですが、原稿の善し悪しは「プレゼンの理解度」及び「時間厳守」に直結するので、その分非常に気を遣うのですね。

まずはこの「1分で最大300文字」という長さを基準に、原稿作成を進めてみて下さい。内容をよりよいものにブラッシュアップする上でも、この数字キーワードは非常に役立つと思います。

(担当:佐藤 啓

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「SEO」という言葉は、Webサイトに関連する業務をされている方でしたら耳にすることも多いのではないかと思います。
今回のコラムでは、SEOとはそもそも何なのかを考えてみましょう。

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、SEO対策とはGoogle等のサーチエンジンの検索結果で、自社のWebサイトが上位にくるように作業をすることです。
サーチエンジンは、サーチエンジンに登録しているWebページをキーワードに応じて表示させています。上位に表示されればそれだけWebサイトへの訪問者が増えるので、Webサイトを作る際には気を配るべきだとされています。

しかし、実はサーチエンジンごとのランク(上位になるほど検索結果の上に表示される)の決定方法には頻繁に変更があり、そのたびに検索結果における表示順位も変動が生じます。ですので、SEO対策には王道はなく、地道にコンテンツを充実させることが着実な手段といえるでしょう。
(参照:http://e-words.jp/w/SEO.html

ただし、SEO対策には王道はないとはいっても、やはり出来ることならばSEO対策をしておきたい、というのが自然かと思われます。ですので、まずはSEO対策とは具体的にはどのような作業を行うのかを少し見ていきましょう。

■ Webサイト全体にかけるSEOと、ページごとにかけるSEO
Webサイト全体にかけるSEOとは、正しいサイトマップをつくることで、Webサイト全体の構成を考えることです。ページごとにかけるSEOとは、大まかにいうとW3Cのルールに適合した正しいコーディングを行うことです。そのなかで、SEO対策に採り入れる「キーワード」の重みづけをしていったりします。

■「正しいコーディング」とは?
さて、正しいコーディングとはなんでしょうか。
正しいコーディングとは、W3Cのルールに従ったコーディングのことです。
実は簡単にチェックすることができたり、直した方がいい箇所を教えてくれるサイトがあるので、1つご紹介します。

Markup Validation Service
http://validator.w3.org/
こちらは、英語なので何を直すべきかがわかりにくいかもしれません。
その場合は、次のような検索で表示されるWebサイトを利用した方がよさそうです。
検索ワード:「HTML」「文法」「チェック」

自身でコードを書いた場合は、文法チェックサイトでチェックしてみてください。
間違いの少ないコーディングを書くことが、SEO対策の第一歩です。

(担当:斉藤 万幾子

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非常に多い回答です。
「Excel VBA」を受講される方々に「何ができるようになりたいですか?」と問うと「シート内のデータ管理を行いたい」と返って来ます。

この手の回答者の業務背景は、恐らくこんな感じです。

1、Excelを使ってデータを管理している。
2、しかしデータ量が多くなり、ファイル数やシート数が増えて管理が困難になってきた。
3、また、複雑な条件で検索、集計したりする必要が出てきたがExcelの機能で行うのは大変。
4、どうする?そうだVBAで操作してみたらどうだろうか?よしVBAを学習しよう!! ←今ここ

いやいや、その考えは待って頂きたい。
それならExcelによるデータ管理をやめて、データベース、例えばAccessやSQLServerに移行する事を薦めます。
Excelはデータベースではないのですから。

どうもデータベースの学習は難しく、VBAの学習の方が簡単だと思われているようです。
学習量からすれば、データベースよりもプログラミングの方が多いのですが、、、

そもそもVBAを学習し、VBAでExcelを操作できるようになっても、Excelに無い機能は使用できません。
例えば、Excelには複雑な条件による検索、集計機能はありません。よってVBAでもそれらを行うことはできず、データベースの機能を拝借するか、自作しなければなりません。

結局、データベースの学習が必須なのです。

世界中で稼動している業務システムはプログラミングとデータベースで作られています。
それが一番適している形だからです。
この形に逆らって業務システムを作っても、待っているのは「困難」です。

VBAのご受講を思案されている方へ。
改めてデータベースを学習しませんか?ご検討下さい。

(担当:奥田 英太郎