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今回のコラムではWebサイトに掲載する「お客様の声」についての話をしたいと思います。
弊社サイトにも掲載されている「お客様の声」。これはそもそも何の目的で掲載されているのでしょうか。

期待される効果としては、サービスや商品に対する客観的な証明をしてもらうことになります。なぜならば、サービス提供者が自らのサービスはこんなに良いものですよ、と発信しても、受け手は疑問に思うことが多いからです。
ですので、サービスをすでに受けたお客様からの評価を「お客様の声」という形で他のお客様に認識してもらうことが重要です。さらに、別の期待できる効果としては、サービス提供者ではない第三者からの客観的な感想を載せることで、サービスを受けようか迷っている他のお客様の購入の意思決定に影響を与えやすくなる、という点もあります。

では、「お客様の声」はどのようなものを載せればよいのでしょうか。
掲載方法としては、大きく以下の2種類があります。

・手書きのアンケート
・打ち直したテキスト文字のアンケート

手書きのアンケートの方が、リアリティがあり、お客様の感想の信ぴょう性も上がるといえるでしょう。すなわち、実際に訴えかける力が強いと思われます。

「お客様の声」に記載する具体的な内容としては、「名前(匿名/実名)」「評価内容」「見出し」などがあります。これらに加えて例えば「お客様の画像」があると、より説得力が増します。ただし、なかなかお客様の画像をいただくのは簡単なことではありませんので、その場合は別の画像やイラストに代えるというのも1つの方法です。

以上が「お客様の声」の基本的なイメージとなります。皆さんも是非、ご自身のWebサイトにマッチした独自の「お客様の声」を作ってみてください。

(担当:斉藤 万幾子

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Microsoft社は「Access」と「SQLServer」と2つのRDBMS(Relational Data Base Management System)を販売しています。
なぜ2つも出しているのだろうか?この2つの違いは何だろうか?

Accessは「ファイル共有型」と呼ばれるRDBMSです。

例えば共有フォルダにAccessファイルを配置し、それをみんなで使用するとする。
自PCから共有フォルダ上のAccessファイルを使用しようとすると、共有フォルダ上のAccessファイルを一旦、自PCにコピーすることになる。
もしもAccessファイル内に1億件のレコードがあれば、1億件のレコードをコピーした上で使用する事になる。

SQLServerは「サーバ型」と呼ばれるRDBMSです。

自PCからSQLServerに、例えば「顧客番号10番下さい」と命令すると、DBから顧客番号10番のレコードが返ってきます。
SQLServer内に1億件のレコードがあっても、ネットワークの中は命令と1件分のレコードしか流れない仕組みになっており、なるべく負担をかけないようになっています。
Oracle、PostgleSQL、MySQLといったRDBMSもサーバ型です。

ゆえに、Accessの場合、ファイルサイズが大きくなるほど、使用者の数が増えるほどネットワークに負担をかける事になり、処理速度が低下してしまう。
ゆえに、SQLServerは大規模向け、Accessは小規模向けなるイメージが定着しているのです。

では小規模ってどれぐらいの規模なのだろうか?
私の経験則で、PCやネットワークの性能によっても左右されますが、Accessファイルのサイズが10MB以上か、使用者の数が5台以上になる場合はサーバ型を使用する事をお薦めします。

RDBMSはAccessだけではありませんし、必ずしも「Accessなら簡単」ではありません。
自分達のPC環境を吟味した上で、適切なRDBMSを使用して頂けたらと思います。

(担当:奥田 英太郎

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厳しい経済状況下でバージョンアップを控えてきた企業も、ようやくOffice 2007または2010への切り替えが進みつつあります。また、ご自宅でお使いの方も増えてきました。
2003まではメニューや機能は増えても画面や基本的なメニュー構成は同じため、バージョンアップしてもさほど問題なく使えました。
しかし、2007で画面やメニュー構成が刷新され、名称等も変わりました。2010では多少の変更や機能強化はありましたが、基本的には2007と同様の構成になっています。今までOfficeを使っていた方でもあまりの違いに戸惑い、慣れるまで時間がかかるようです。
スムーズな乗り換えのコツと便利な機能を知ることで、新しいOfficeを使いこなしていきましょう!

■2007/2010の画面
2003までは「メニューバー」と「ツールバー」だったのが、「タブ」と「リボン」に変わりました。

コマンドのカテゴリ分けが変わったため、当初は使いたい機能がどのタブにあるのか探すこともあります。そのときに覚えておくと便利なのが、以前の [表示] [書式] など「名詞」で整理されていたカテゴリではなく「動詞で探す」ことです。
たとえば、ヘッダーとフッターは従来[表示]にありましたが、それらも「挿入」するものなので [挿入] タブにあります。

また、従来は複数のツールバーが画面に表示されたままの状態で作業できましたが、タブでリボンを切り替えるためそのリボン以外の機能を使うためにはまたタブを切り替えなければなりません。その不便さを解消する方法が二つあります。

(1) クイックアクセスツールバー
クイックアクセスツールバーは常に画面最上部に表示されているので、よく使うコマンドをここに登録するとすぐ使えて便利です。

(2) ミニツールバー
ホーム以外のタブを選択して作業中の場合でも、右クリックでミニツールバーを表示して文字や段落の編集が可能です。

■新機能と強化
Office全般で共通する主な新機能・強化を下記にご紹介します。

・リアルタイムプレビュー
マウスでポイントするだけで、効果や設定の結果を選択前に確認できます

・SmartArtグラフィック
従来の図形描画ツールバー内「図表」機能が大幅にバージョンアップしました

・グラフ作成機能をエクセルに統一
2003まではエクセル以外でグラフを作成する際はMicrosoftGraphが立ち上がってきたが、2007よりエクセルを利用してのグラフ作成になり操作が統一されました

・図の編集機能強化
写真や画像にフレームやぼかし効果を付けたり、オートシェイプの形に切り抜きができる2010では背景の削除も可能です

・新ワードアート
2007ではエクセルとパワーポイントは新バージョン、ワードのみ従来と同じ
2010ではワードも新バージョン

■ファイル形式
Office系第一回コラム「Officeのバージョンが違ったら」(→リンク)でも書きましたが、Office2007/2010からはOffice2003までのファイル形式とは異なる「Open XML形式」というファイル形式が採用されました。「Open XML形式」はXML言語を使いデータを構造化したファイル形式で、「ファイルサイズを小さくできる」「データ復元機能強化」といった利点があります。
(なお、上記はワード・エクセル・パワーポイントの話であり、アクセスは異なるファイル形式となりますが、いずれにしても2003とは異なるファイル形式となります)
PDFまたはXPS形式での保存も可能である一方で、マクロを作成した場合は2003までとは異なり「マクロ有効ファイル」形式で保存する必要があります。

(担当:瀧川 仁子

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ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編> 第四回

前回のプレゼン編コラムでは「プレゼン作成において覚えておくべき数字キーワード」のお話をしましたが、今回は少し視点を変えて、「プレゼン本番を迎えた際のキーポイント」をご紹介したいと思います。

プレゼン本番。どれだけ入念な準備をし、練習を行ったとしても、本番ではどうしても多かれ少なかれ「緊張」をしてしまうと思います。私自身もプレゼン本番、特にプレゼン前の1時間くらいは、何度経験をしてもあまり好きな時間ではありません。この緊張の原因ですが、大きく分けて2つあると私は考えています。一つは「時間に起因する緊張」、もう一つは「雰囲気に起因する緊張」です。

プレゼンにおいて最も悩ましいポイントの一つは「持ち時間」です。自身が伝えたいことを「時間内に」伝え、それに対して同意を得ることが出来るかどうかがプレゼンの最大の目的ですから、時間をオーバーしてしまうことはもちろんのこと、時間内に内容を分かりやすく伝えられなければ、それもプレゼンとしては「失敗」というわけです。

この「時間」の制約については、当たり前の話ではありますが「練習」あるのみと私は考えています。前回の「数字キーワード」でお伝えしたように「1枚1分」「1分で最大300文字」という決まりをしっかり守って作ったつもりでも、最初の通し練習では「時間超過」をすることが殆どです。通し練習を行って時間感覚をつかんだ後、内容の絞り込み・整理を一度行い、その上で「時間内に」話し終える練習を最低2~3回は繰り返すこと。この「リハーサル」をしっかり行うことで「時間感覚」を身に付けられれば、時間を味方にすることが出来ます。こうなると、内容をしっかり固めてあるプレゼンであれば、本番でもほぼ8割方はうまく行くと思います。

そして、もう一つの緊張の要因は「雰囲気」です。プレゼンを経験した方ならイメージが沸くかと思いますが、どのような場所や内容であれ、プレゼン時には「独特の雰囲気」が流れていると私は思っています。「相手の話を真剣に聞こう」という想いや「何か突っ込むポイントはないだろうか」という感覚等が入り交じった、まさに「張り詰めた空気」がプレゼンの場を支配することは多いと思います。

この「独特の雰囲気」にのまれてしまうと、せっかくよい資料を用意しても、言葉がうまく出てこずに失敗をしてしまうかもしれません。特に聴衆の中に「腕を組んで眉間にしわを寄せている」ような、友好的な雰囲気ではあまりない方がいると、余計に緊張してしまったりするかもしれません。

このような場合、私が良く行うのは「プレゼンの味方」を探す作業です。「プレゼンの味方」の探し方は簡単です。話し始めの30秒~1分くらいで、まずは「きちんと目を合わせて話を聞いてくれる人」を探します。さらにその中で、目が合うと少しほほえんでくれたり、雰囲気が柔らかそうなど、「一対一であれば話をしやすそうな人」を2~3人探します。私の経験では、どのようなプレゼンであっても、このような「話しやすそうな人」は、1人はいるものです。

この「プレゼンの味方」が見つかれば、プレゼンはほぼ成功したも同然です。後はこの「味方」の人だけに順番に目を合わせながら、話をすれば良いのですね。相手が10名だろうと100名だろうと、あるいは1,000名だろうと、すべきことは同じです。対象を2~3人に絞って話すイメージをつかんでしまえば、雰囲気による緊張感を和らげることが出来ます。他の大多数は「空気」と思ってしまえばよい、ということですね(もちろんですが、必要なフォローは後からする必要がありますが)。

以上、時間と雰囲気というプレゼンの2大緊張要因に対して、緊張を和らげることが可能なキーポイントのご紹介でした。プレゼンで緊張してしまう方は、是非参考にしていただければ幸いです。

(担当:佐藤 啓

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今回のコラムではSEOの基礎の第二回目として、「キーワードの選び方の重要性」について触れたいと思います。

お客様がインターネット上で行う行動は「検索」と「Webサイト閲覧」があります。実はその「検索」という行為こそが、インターネット上のニーズを表しています。
このニーズとは、いま現在の、ディスプレイの向こうのお客様たちが興味を示しているものを表しています。この無料で使えるツール2つで、客観性のあるキーワードを拾いましょう。

では、自らのWebサイトにとって重要なキーワードは、どのように決めたらよいのでしょうか。
その助けになるWebサイトを2つご紹介します。
1つ目は「Google Adwordsのキーワードツール
、2つ目は「Googleトレンド」です。

「Google Adwordsのキーワードツール」では、キーワード ツールにキーワードやウェブサイトURLを入力すると、広告に掲載するためによく使われるキーワードが表示されます。また、そのキーワードごとの月間検索回数を知ることができます。
「Googleトレンド」では、2004年以降の指定した「キーワード」の検索回数の動向を知ることができます。国別の検索数も視覚的にわかりやすく表示されます。

例として、Google Adwordsのキーワードツールで「教育」というキーワードを入力してみましょう。

まず、「単語またはフレーズ」に「教育」と入力します。

次に、「ウェブサイト」に弊社URLを入力します。

最後に「カテゴリ」を選択します。

するとこのような結果が表示されます。

「グローバル月間検索ボリューム」が、世界中でそのキーワードが検索された回数を表します。また「ローカル月間検索ボリューム」を設定すれば、日本だけの検索回数もわかります。

この数字の左側に「キーワード」が出ていますね。勘の良い方なら、もうお気づきかもしれません。この検索されやすいキーワードを自らのWebサイトへ取り込むことで、お客様から「検索」されやすくなります。(もちろん取り込むだけでは、競合するサイトが数多く存在しますので不十分であることが多いですが)

「Googleトレンド」にも「教育」と入力してみましょう。

結果は視覚的にわかりやすく、このように表示されました。

「人気度の動向」を見ますと、上下を繰り返していることがわかります。「フィルタ」の設定を変えることで、過去一年の「人気度の動向」を知ることも容易です。地図の部分を見ますと、中国での検索数が一番多いことがわかりますね。いろいろ設定を変えて、皆さんも是非活用してみてください。

このように、2つのツールを使うとネット上のニーズをつかむことができます。是非このネット上のニーズに基づく「月間検索数」を知り、キーワードを設定していきましょう。

(担当:斉藤 万幾子