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「スライド番号」をタイトルスライドに表示しないためには、どこで設定できますか。
タイトルスライドのみスライド番号を非表示にするには、下記のように設定します。

PowerPoint2003
1) メニューバーの [表示] → [ヘッダーとフッター] ボタン → [ヘッダーとフッター] ダイアログを表示する
2) [ヘッダーとフッター] ダイアログの [スライド番号] と [タイトルスライドに表示しない] にチェックを付け、[すべてに適用] ボタンを押す

PowerPoint2007または2010
1) [挿入] タブ → [ヘッダーとフッター] ボタン → [ヘッダーとフッター] ダイアログを表示する
2) [ヘッダーとフッター] ダイアログの [スライド番号] と [タイトルスライドに表示しない] にチェックを付け、[すべてに適用] ボタンを押す

ただし、この方法ではタイトルスライドが「1」のまま非表示になるため、それ以降のスライドの番号は「2」から開始されます。
本文スライドの番号を「1」にするには、併せて以下の設定をしてください。

PowerPoint2003
1) メニューバーの [ファイル] → [ページ設定] ボタン → [ページ設定] ダイアログを表示する
2) [ページ設定] ダイアログの [スライド開始番号] を「0」に変更する

PowerPoint2007または2010
1) [デザイン] タブ → [ページ設定] ボタン → [ページ設定] ダイアログを表示する
2) [ページ設定] ダイアログの [スライド開始番号] を「0」に変更する

ファイルを複数に分けたため、スライド番号を1ではなく任意の番号から始めたいのですが、どこで設定できますか。
スライド番号を任意の番号から始めるには、下記のように設定します。

PowerPoint2003
1) メニューバーの [ファイル] → [ページ設定] ボタン → [ページ設定] ダイアログを表示する
2) [ページ設定] ダイアログの [スライド開始番号] を「任意の番号」に変更する

PowerPoint2007または2010
1) [デザイン] タブ → [ページ設定] ボタン → [ページ設定] ダイアログを表示する
2) [ページ設定] ダイアログの [スライド開始番号] を「任意の番号」に変更する

写真や画像を挿入するとファイルサイズが大きくなり、困っています。
画像を選択したときに表示されるメニュー(2003以前は [図] ツールバー、2007以降は [図ツール] の [書式] タブ)で [図の圧縮] を選択して設定します。このときに「選択した画像のみに適用」のチェックを外しておくと、一回の操作で同様の設定がファイル中の全ての画像に適用されます。
この機能はファイルの保存メニューにもあります。[名前を付けて保存] ダイアログの [ツール] → [画像の圧縮] を選択し、同様に設定します。
2007以降は「保存時に基本的な圧縮を自動的に行う」というオプションが追加され初期設定になっているため基本的には上記を行う必要はなくなりましたが、画像をトリミングしたときは上記で不要部分の削除を行いサイズを圧縮します。

写真や画像を背景にしたいのですが、どこで設定できますか。
写真等の画像をスライド全面に入れて背景にしたいときは、下記のように設定します。

PowerPoint2003
1) メニューバーの [書式] → [背景] → [背景の設定] グループのリストボックスから [塗りつぶし効果] を選択する
2) [塗りつぶし効果] ダイアログの → [図] タブを選択し、図の選択からファイルを指定する

PowerPoint2007または2010
1) [デザイン] タブ → [背景のスタイル] ボタン → [背景の書式設定] ダイアログを表示する
2) [背景の書式設定] ダイアログの [塗りつぶし] のメニューから「図またはテクスチャ」を選択しファイルを指定する

この設定は写真や画像が背景として取り込まれるため、テキスト等他のオブジェクトが後になったり一緒に動いてしまったりすることがなくなります。

PowerPointでWordのようにリーダーは設定できますか。
Wordでは [タブとリーダー] メニューでタブおよびリーダーの設定が可能ですが、PowerPointの [タブとリーダー] メニューはタブの設定のみで、リーダーはありません。
Wordと同様のリーダーを設定したい場合は、オブジェクトとしてWordを貼り付けその中で設定します。

(担当:瀧川 仁子

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プレゼンにおいて「図・表・グラフ」を用いる際に気をつけるべきポイントはありますか?
図・表・グラフは「見てパッと分かるプレゼン」を行う際のキーポイントの一つですが、使い方に気をつけないと「かえって分かりにくい」イメージとなってしまうことがあります。図・表・グラフを用いる際の基本的な注意点は以下の3つとなります。

1. スライド一枚につき「図・表・グラフは1つ」が原則

図・表・グラフは多くの情報を「圧縮して」表示したものですので、それ自体が理解・解釈に時間がかかるものです。そのような図・表・グラフを一枚のスライドの中に複数盛り込んでしまうと、情報の理解や解釈が余計に難しくなります。図・表・グラフは「スライド一枚につき1つ」を原則とすることをおすすめします。

なおその際は、フォントの大きさにも気をつけると良いです。30ポイント以下のフォントサイズでは文字数が多くなるため、「見てパッと分かる」ものではなく「読ませる」内容になってしまうことが多くなります。そのため、原則としては30ポイントよりも大きいフォントを用いることを意識すると良いと思います。

2. 表の項目は「最大6つ」(=2×3 もしくは 3×2)が原則

表を用いる際は、一つの表で説明する項目(要素)数にも注意する必要があります。「見てパッと分かる」ことを考える際の一つの基準は「人間の短期記憶量」ですが、これは「5プラスマイナス2」と言われていますので、表の項目数もこの範囲に収めた方が良いです。一般的には、「見てパッと分かる」状態の表の項目数は「4(=2×2)」もしくは「6(=2×3 もしくは 3×2)」となります。
(なお、この数値には表の「見出し」は含みません。表の実際の項目数で考えていただければと思います)

これ以上の情報量が必要と思われる場合には、まずは「本当に必要かどうか」「さらに絞り込むことは出来ないか」を考え、絞り込みがどうしても難しい場合には、表を分割することを考えた方が良いと思います。

3. 図・表・グラフには「解釈の違い」が存在することを意識する

最初のポイントでも述べた通り、図・表・グラフは多くの情報を「圧縮して」表示したものです。これにより「見てパッと分かる」情報整理が可能となりますが、情報を圧縮したことの裏返しとして、その「解釈」や「注目ポイント」が聞き手によって異なってしまう可能性も生じることを同時に意識する必要があります。言い換えれば「自分自身が伝えたいこと」と「相手が図・表・グラフを見て理解したこと」は異なる可能性があるということです。

そのため、図・表・グラフを用いる場合は、口頭での補足が必須となりますし、内容的に相手と自分の間での解釈の違いが発生することが許されないポイント(話の冒頭での共通前提の確認など)では、逆に「図・表・グラフを使わない」ようにすることも重要です。

以上3点の基本的な原則を意識することで、図・表・グラフを効果的に使用することが可能となります。プレゼンの際の注意点として、是非押さえていただければと思います。

(担当:佐藤 啓

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Webサイトでよく使われるWebパーツはありますか?
はい、有名なものがいくつかあります。ここではWebサイトでよく使用されるJavascriptの例を挙げたいと思います。今回ご紹介するものは普段からWebを使用する方であれば、何度も見かけたことのあるものばかりかと思います。

・ロールオーバー
ロールオーバーとは、画像にマウスポインタを合わせると別画像に変わる仕組みのことです。ボタンなどにロールオーバーが使用されている場合が多いです。

・アコーディオン
アコーディオンとは、一つの領域が開かれたら別の全ての領域が閉じる仕組みのことです。狭い箇所に多くの情報を収納できるため、Webサイトのサイドバーやグローバルメニューなどにアコーディオンがよく使われています。

・ツールチップ
ツールチップとは、例えばある要素にマウスポインタを合わせると、小さな枠が現れてより詳しい情報を見ることができる仕組みのことです。
ツールチップを使用しますと、ユーザーに対して補足情報を必要なタイミングで提供することが可能になります。

・スライドショー
スライドショーとは、画像が一定時間で別画像に切り替わる仕組みのことです。トップページに配置するメイン画像やバナー画像を切り替える等、スライドショーが使用される場面は多いかと思われます。

・文字入力箇所の補助
様々な入力補助のための仕組みが存在します。例えばお申し込みフォームなどに文字入力をする際、文字入力箇所にフォーカスを当てると(クリックをすると)枠線に色が付く仕組みがあります。また、文字入力箇所に入っていた入力例の文字列が、フォーカスを当てることで消えるという仕組みもよく使用されています。

Javascriptのプログラムを使用しますとWebサイトに動的要素をプラスすることができ、より豊かな表現が可能になります。動的な要素に興味がある方は、Javascriptの学習をぜひ進めていただければと思います。

(担当:斉藤 万幾子

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「Eclipse」とはどのようなソフトウェアですか?
Java、PHP、JavaScriptなどのプログラミング系講義で良くある質問ですが、「Eclipse」は統合開発環境=IDE (Integrated Development Environment)です。
簡単に言えば、プログラミングするための色々な機能を有したツールです。
入力支援やエラーの指摘をしてくれる機能が付いた高性能エディタやデバック機能等を有しています。

オープンソース製であり、無料で使用する事ができます。
Windows、Macintosh、Linuxとさまざまなプラットフォームに対応しています。

「プラグイン」としてさまざまな機能を組み込むことができるようになっており、その拡張性は非常に高いことも特徴です。
元々はJava用の開発ツールだったのですが、プラグイン次第でC/C++、PHP、Perl、Ruby、JavaScript、COBOL等各プログラミングによる開発も可能です。
それ以外にもXML、HTML、CSS、jQuery等のWeb製作や、Servlet、Androidの開発、ソースコードからのUMLの作成、各RDBMSに接続しデータ操作を行う等、その機能は多岐に渡ります。

世界で最も使用されているIDEと言っても過言ではないと思います。
ゆえに、どこかで「Eclipse」の存在を知り、このような質問が出てくるのでしょう。

しかし、このようなEclipseですが、プログラミング初心者にはお薦めしません。
理由は下記の2点です。

1点目。
Eclipseは高性能、多機能なIDEです。ゆえに便利すぎて勉強にならないからです。

「便利」と「鍛錬」は違います。
ランニングしている人に自動車の方が便利ですよ、とは薦めないですよね。

便利だからといってIDEに頼ってばかりいて、コンパイルのコマンドさえ解らないなんて事の無いようにしなければなりませんよね。

2点目。
Eclipseは非常に複雑なソフトウェアで、玄人向けだからです。

Eclipseは自分が行いたい事に合わせてプラグインを導入、設定しないといけません。またプラグインの数が非常に多く、例えばPHPのプラグインだけでも複数あり、何を導入すればいいか迷う事さえあります。

よく「Eclipseも講座に含めて欲しい」という要望がありますが、Eclipseのダウンロード、インストール、各プラグインの導入まで講義していたら、それだけで1日かかってしまいます。

プログラミング初心者の方々は、まずは普通のテキストエディタで地道なプログラミングを学習しましょう。
そして、プログラミングができるようになった暁には、是非ともEclipseを使ってみると良いと思います。

(担当:奥田 英太郎

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書類を作成するのは、WordとPowerPointどちらがいいでしょうか?
作成する書類の内容によって使い分けることをお勧めします。

Wordで作成する方が向いている書類
・図表やグラフもあるが、文章が内容のほとんどを占めている
・ページ数が多く、目次とページを連動させる必要がある
・主に、A4縦の用紙に印刷する

PowerPointで作成する方が向いている書類
・文章は少なく、図表やグラフなどをビジュアルに配置する必要がある
・主に、横向きの用紙に印刷する

PowerPointのプレゼンテーション資料でグラフを使う場合、Excelで作るのとPowerPointで作るのはどちらがいいでしょうか?
どちらでも作成可能ですが、PowerPointでグラフを作成するとアニメーション効果を細かく設定できます。

併せて下記もご参照ください。
http://www.frontier-link.jp/Blog/business/excel-business

データの管理はExcelとAccessどちらで行うのがいいでしょうか?
下記のようなデータをスムーズに管理するには、Accessをお勧めします。
・データ件数が多い
・別のワークシートやファイルを参照したり、データの種類が異なるデータを一括して集計を行う
・定期的に同じやり方での加工を行う(毎月、売上データを元に集計表を作成する等)

Excelは、どちらかといえば定期的な処理を行うよりもその場で複雑な加工を行うのに向いています。
Accessでシステム自体を作成するには工数がかかりますが、それ以降の管理は楽です。
一回きりまたは頻度の低いデータ加工ならExcel、定期的に同じ処理が必要な場合はAccessと、使い分けを検討なさることをお勧めします。

併せて下記もご参照ください。
http://www.frontier-link.jp/Blog/business/1378.html

(担当:瀧川 仁子