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Ac/Ex VBA文法初級 一日速習研修


ExcelVBA(=Excelマクロ)・AccessVBAを用いた自動化・省力化を行う際に必須である、VBAプログラミングにおける基本文法を集中的に学習する講座です。プログラミング技術習得の最短ステップは「既存のソースコードを理解し、改良しながら覚える」ことです。VBAの基本文法をしっかり理解することで、ソースコードの理解力が飛躍的に高まり、効率的な作成が可能となります。アクセスやエクセルでの作業の自動化・省力化を行うための最初のステップとして、オススメの研修です!

Ac/Ex VBA文法応用 一日速習研修


実践的なVBAプログラミングにおいて必須である「型変換」「クラス」「エラー処理」「テキストファイルの読み書き」等の文法や技法を効率的に習得するための講座です。実際のエクセル/アクセスにおけるVBAプログラミングにおいてはこれらの文法を理解していることが大前提となります。VBAの初歩的な文法を理解した方が、本格的なVBAプログラミングに入る前に合わせて習得する必要がある項目を完全に網羅していますので、一歩先を行くVBAプログラミングの技法をマスターしたい方におすすめです。

HTML/CSS入門 一日速習研修


ホームページやブログ作成時の基本スキルであるHTML/CSSの基礎を集中的に学習するセミナーです。ホームページの仕組みを知りたい方はもちろん、既製のブログや掲示板サイトのカスタマイズ技術を覚えたい方、さらには自分自身でWebサイトを構築する際の基本を学習したい方にオススメです!

HTML/CSS活用 一日速習研修


Webページ作成スキルであるHTML/CSSの基礎を習得した方向けに、ヘッダー・フッター・サイドメニュー・グローバルナビといった一般的なWebページレイアウトの実装方法や、視覚的に分かりやすいボタン等の作成方法、さらにWebページ作成時に押さえておきたいデザインルール等について実践的に学習するセミナーです。HTML/CSSの基本スキルを習得した方が、実際にWebページを作成し始める前に押さえておきたいポイントが盛りだくさんです。Webページを効率的に作成したい方にオススメです!

Javascriptプログラミング実践 一日速習研修


Javascript及びjQueryによるブラウザ内での動的ページ変更に関するプログラミング技術を学んだ方向けに、非同期通信(ユーザーがWebページを操作しながら、バックグラウンドでサーバーと通信するための技術)を用いた、より実践的な動的ページ作成を行うための技術であるAjax(Asynchronous Javascript And XML)のプログラミング技法を学習するセミナーです。より実践的で使いやすいWebページを作成する際に役立つ技術・ノウハウが満載のセミナーです。

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プレゼンでは「アニメーション」を使用した方が良いのでしょうか? また、使用する際に気をつけるべきポイントはありますか?
まず、「アニメーション」という言葉自体を定義しましょう。パワーポイント上の「アニメーション」には2通りの解釈があり、

  1. 狭義の「アニメーション」:オブジェクト(テキストや図・表・グラフなど)の個別単位で設定する動き。パワーポイント上では「アニメーションの設定」から設定する
  2. 広義の「アニメーション」:画面上の動き全体を示す言葉。ここには狭義のアニメーションの他に、画面切り替え効果(スライド切り替え時に画面全体に発生する動き)も含まれる

となります。

まず、最初のご質問である「アニメーションを使用した方が良いのか」という点については、広義のアニメーション=「画面上の動き」があった方が良いのかという視点で回答します。この点については色々な考え方があると思いますが、私自身の回答は「使用せずに同じ効果を別の方法で追求した方が良い」です。

アニメーション自体には大きく2つの効果があります。

  1. 強調
  2. 聴衆の目線のコントロール

まず、アニメーションには動きが伴うことから、その部分が自然と強調されたり、印象深くなるという効果があります。一方でアニメーションを使用しすぎると、聴衆がその動きに気を取られてしまって肝心の話に集中できなくなったり、聴衆に「うるさい」「雑多な」印象を与えてしまったりする可能性が高くなります。

最も注意すべきポイントは、アニメーションは「ついつい盛り込みすぎてしまう」ことが多くなる点にあります。アニメーションの設定自体は「目に見えて動きが分かる」ので「楽しい作業」に感じてしまうことが多いのですが、その反動で「設定しすぎてしまう」言い換えれば「聴衆への効果を考えず、自己満足で設定をどんどん進めてしまう」可能性が存在します。結果として前述のように「集中できない」「うるさい」「雑多」という印象を聴衆に与えてしまうのであれば、本末転倒です。

そのため、私自身は原則として、強調や印象を深める目的でのアニメーション使用は一切行わないようにしています。解決方法の一例としては、ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編> 第十二回でご紹介した「シンプルプレゼン」の考え方がありますので、参考としていただければ幸いです。

なお、もう一つのご質問である「アニメーションを使用する際に気をつけるべきポイント」の回答にもなりますが、上記の注意点に加えて、アニメーションを使用する際にはもう一つの効果である「目線の動きのコントロール」という点に留意することをお薦めします。

スライド上に複数の論点やポイントが存在する場合、全て同時に画面上に表示をさせてしまうと、聴衆が注目する場所をプレゼンターがコントロールしにくくなります。そのような場合には、プレゼンターが注目して欲しい画面上の構成要素の順番に従って、アニメーションを使用して表示タイミングをコントロールすることにより、聴衆の目線のコントロールが可能となります。結果として、聴衆が理解しやすくなるプレゼンを実現することが可能となります。

ただし、この「目線のコントロール」についても、裏返せば「スライドに要素を盛り込みすぎている」から行わなければならない話ですので、「スライド上の構成要素の見直し」や「別スライドへの切り分け」等、アニメーションを使用しない方向でまずは解決方法を検討することをお薦めします。

まとめますと、

  1. アニメーションには「強調」「印象の深化」「目線のコントロール」というメリットがある
  2. ただし、使用しすぎると逆にプレゼンの理解度や印象を下げる可能性が高くなるというデメリットがある
  3. アニメーションは性質上、使用しすぎてしまう可能性が高いので、別の手段で同様の効果を得ることを検討した方が良い

ということになります。

これらの点に基づいて、ご自身で最終的な判断を行っていただければと思います。

(担当:佐藤 啓

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ビジネスパワーアップコラム<ロジカルシンキング編> 第十五回

前回のロジカルシンキング編コラムでは、順序の原則を構成する3つのルールのうち、「時系列順」についての説明をしました。時系列順で順序を決定する際の基本的な考え方は、

・因果関係が明確である場合は、説明の順序は「原因→結果」の時系列順となる
・実行ステップの順序が明確である場合は、説明の順序は「ステップ順通り」の時系列順となる

ということでした。
ただし、時系列順での説明には「結果が説明の最後まで見えない」という弱点が存在しますので、プレゼン等で時系列順に基づいて説明を行う場合には、

・始めに結論を簡潔に述べる
・その後で要点を時系列順に示す

このような工夫も必要ということがポイントでした。

今回のコラムでは、順序の原則を構成する3つのルールの2番目である「構造順」についての説明をしたいと思います。

構造順とは、簡単に言えば「エクセルでの並べ替え」と同じようなイメージで並べ替えることを意味します。
すなわち「目に見える様子を順序に反映させる」ことが、構造順を考える際の基本的なイメージとなります。

簡単な例を挙げますと、

・東西南北
・上下左右
・大中小
・高い安い
・重い軽い

このような「位置」や「数量」の比較が可能な場合は、全て構造順となります。

構造順を考える際のキーポイントは、以下の3点となります。

・構成する各要素がMECEであること
・事象が現れる順序、もしくは数値化できる場合は昇順もしくは降順で並べること
・プロセス(=フローチャート)が存在する場合は、その順序を適用すること

(なお、MECEについての詳細は第九回のコラムをご参照下さい)

まず、各要素がMECEであることは、構造順で順序を考える際の基本要件となります。構造順とは「目に見える様子を順序に反映させること」と説明しましたが、この「目に見える様子」がきちんと「漏れ・ダブりなし」の状態でなければ、比較を行うことが出来ません。そのため、各要素がMECEであることが構造順を検討する際の基本となります。

そして、各要素がMECEである場合には、「比較」を行うか「プロセス」に従うかのいずれかで順序を決定します。比較の場合は例えば「北→南」「左→右」のように「事象が現れる順序」、もしくは「大→小」「高い→安い」「重い→軽い」のように「数値化できる場合は昇順もしくは降順」で順序を決定します。

ここで押さえておきたいのは「プロセス(=フローチャート)順」の考え方です。例えば、MECEフレームワークの一つに「ビジネスシステム(バリューチェーン)」と呼ばれるものがあります。これは

研究開発 → 調達 → 製造 → マーケティング → 流通 → 販売 → アフターサービス

というプロセス順のことを指し、具体的には「製品が企画されて、製造されて、販売されて、お客様に使用される」という流れに対応する組織構造のフローチャートを意味します。

もし、このような「企画・製造・販売」という話を全体的に論じたいのであれば、ビジネスシステム(バリューチェーン)の流れに従い、研究開発からアフターサービスまでの順で話を論じる必要があります。マーケティングから始まって、調達、研究開発、販売、流通・・・などという流れにはならない、ということですね。
(もちろんですが、個別の要素についての重要度で判断をしたい場合にはこの限りではありません)

以上が構造順で順序を考える際のポイントとなります。構造順は決して難しい話ではなく、「エクセルの並べ替え」と同様に普段から意識せずに使用している考え方でもあります。ただし、「北→南」「左→右」「大→小」「高い→安い」「重い→軽い」等については、場合によっては「思い浮かんだ順に」表記してしまう可能性もあります。そのため、「比較可能な場合」や「プロセスが明確に存在する場合」の順序については、「構造順」をぜひ意識して記載をしていただければと思います。

(担当:佐藤 啓

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講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。アクセスをご理解いただくうえで、エクセルの内容は重要なポイントとなるために、適宜ご説明させていただいております。今回の内容を、ぜひお仕事を通じて活用しながら、復習していただければと思います。またのご参加をお待ちしております。ありがとうございました。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。一日速習という形ですので、どうしても説明のスピードは速くなってしまうことがあるかと思いますが、短時間で集中的に重要なポイントを学んでいただくことで、その後のお仕事がとても楽になり、効率化すると思います。ぜひお仕事で使ってみながら復習をしていただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。今回の内容はアクセスを日常業務で使用するだけでなく、設計・開発・改良を進める場合の基礎としても役立つ内容を採り上げております。ぜひお仕事で使ってみながら復習をしていただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

今回はVBAによる自動化において最も頻度の高い処理の一つである「データベース接続及びデータ操作」について、実際の開発の現場で押さえておきたいポイントなどもできる限りお話をしました。これまでのVBA学習でもお話ししましたように、ぜひとも、今回の内容を踏まえて実際にソースコードを書いて、いろいろとお試しください。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。今回はアクセスを業務で活用する際の基本的なポイントをイメージしやすいように背景を織り交ぜてお話しさせていただきましたが、応用編ではさらに実務直結の内容が多くなります。アクセスは初級・応用と続けて受講されることで、実際のシステム開発等にどのように活かすかが見えてきますので、是非応用編へのご参加もご検討いただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。アクセスは最初に覚えることの分量がやや多いと思いますので、今日の内容は盛りだくさんに感じられたかもしれません。業務ではどれもよく使用するものばかりですので、まずは復習を兼ねて、一つずつ使ってみていただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。分かりやすかったとのお話を伺い、安心いたしました。ありがとうございます。このようなセミナーで体系的に学んでいただくことで、改めてこれまでのお仕事のやりかたを見直す機会となり、今後は、お仕事も大幅に効率化するのではないかと思っています。ぜひ色々使っていただき、しっかり身に付けていただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。関数はエクセル活用において最も大切なポイントの一つですが、IFやVLOOKUPなどは考え方に少し癖があります。そこで今回のセミナーの内容の復習を兼ねて、お仕事に活用いただく事で理解が深まるのではないかと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

SQLはデータベースを活用する際の大事なポイントの一つですが、今回はアクセスのクエリデザイン画面ではなく、SQLを直接記述する方法の基礎をお話しました。SQLに限らず、プログラミングは自分で実際にソースコードを書くことが一番の練習です。ぜひ書いて覚えて下さい。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

SQLに限らずプログラミングをしっかり行おうと思うと、基礎の重要性に改めて気づくことが多いと思います。そのときに、一歩踏みとどまって基礎をしっかり固めることが出来るかどうかで、その後の習得効率が大きく変わってきます。ぜひ、今回の内容をしっかりと復習して基礎固めを行い、次の学習に繋げていただければと思います。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

SQLはデータベースを活用する際の大事なポイントの一つですが、今回はアクセスのクエリデザイン画面ではなく、SQLを直接記述する方法の基礎をお話しました。今回の内容はアクセスに限らず、他のデータベースを使う際も役立つポイントですので、ぜひしっかり復習をし、業務にお役立ていただければと思います。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。エクセルには、普段お仕事で使っているだけですと気づかないような便利機能も多くあります。今回お話しした内容は、どれもすぐにお仕事で使えるポイントばかりですので、ぜひしっかり練習をし、活用いただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。当社のセミナーは1日速習となっているために、ボリュームが比較的多くなってしまっております。ぜひ今回のセミナーの内容の復習を兼ねて、お仕事に活用いただく事で、しっかり身に付けていただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。当社のセミナーは1日速習となっているために、進行が速い部分もあったかもしれませんが、復習をしっかりしていただく事で理解を深めていただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

この度はエクセル応用セミナーへのご参加をありがとうございました。エクセルには、普段お仕事で使っているだけですと気づかないような便利機能も多くあります。今回お話しした内容は、どれもすぐにお仕事で使えるポイントばかりですので、ぜひお仕事に活用いただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

講師からのコメント

Javascriptの習得については、Javascriptと併せて使用するHTMLやCSSのきちんとした理解があって、初めてしっかりと覚えることが出来ます。今回のセミナーの中で感じられたように、一度立ち止まって基礎を振り返る事も大切な事だと思います。是非、今後の学習の際の参考としていただければと思います。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

Javascriptの習得に限りませんが、プログラミング言語の習得は一日や二日ではなかなか厳しいと思います。まずは「ソースコードを書き写し」「内容を理解し」「少し変更して」「試してみる」このようなプロセスを一つ一つ積み重ねることが、結局は一番の近道だと思います。急がば回れです。焦らず、今日の内容を何度も復習してみて下さい。お疲れ様でした。次のステップへのご参加も、お待ちしております。
(担当:奥田 英太郎

講師からのコメント

セミナーの内容がお役に立てたようで、嬉しいです! 今回は少人数でしたので、質問にも色々とお答えできて良かったです。今回の内容をお仕事を通じて復習し、活用していただければと思います。またのご参加をお待ちしております。ありがとうございました。
(担当:福井 康江

講師からのコメント

この度はアクセス初級セミナーへのご参加をありがとうございました。オフィスはバージョンによって違いが大きく、このバージョンの違いを理解することが、作業効率化にもつながります。ワードやエクセルもしっかり勉強しますと、お仕事の効率が飛躍的に上がりますので、またのご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:瀧川 仁子

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前回のWeb系ブログコラムでは「既存サイトに新規バナーを追加する」際に検討すべき要素として「色の誘目性」ついてお話ししました。今回はシリーズの第3回目として「色の識別性」について説明したいと思います。

色の識別性とは、色が持つ効果による物事の識別しやすさのことです。実は、私たちは日常的に色の識別性によって様々な物事を識別しています。例えば温泉に入る際、男湯の暖簾には青系の色、女湯には赤系の色がよく使用されています。従ってどちらに行くべきかを素早く色で判断できます。他にも、スーパーに行った時に食べ物の色味によって新鮮さの区別をすることも識別性を利用しています。また、テレビに接続するAVケーブルのコネクター(接続部分)に異なる色を使用していることがありますが、これは誤った判断が行われにくくするための識別性を利用した工夫の1つです。
前回までのWeb系コラム2回を通して、「色の視認性」と「色の誘目性」についてお話ししてきました。実は識別性の高い色とはこの2つの性質が高い水準であることが多いのです。識別性の高い色が視認性と誘目性の2つの性質を兼ね備えている場合、強力な効果が見られます。

このように無意識に前提としているようなイメージに対して、識別性の高い色を使用することによって視覚に働きかけることが可能ですが、このテクニックはWebにも活用できます。
具体例としてボタン画像があります。例えばショッピングサイトで商品を選択して購入手続きを決定する際、「購入を決定する」ためのボタン画像がある場合がほとんどです。その場合設置されているボタン画像は暖色系の色にした方がいいか、それとも寒色系の色にした方がいいかというお話があります。一般的に、「はい」は暖色系の色、「いいえ」は寒色系の色がよく使用されていることが多いのです。そのため「購入を決定する」ことを判断する相手の心情に無意識に「はい」のイメージを印象付ける一つの手段として、暖色系の色を使用する方が効果的です。また、購入決定ページまで手続きを進めた相手にとっても、「はい」と答える場合に暖色系の色が使われている方が、無意識下の心情としても違和感が無いでしょう。ただし、デザイン上の観点からWebサイトに使用されているテーマカラーの範囲でボタン画像を作成することもあるため、その場合は個別に色を選択することになると思います。

色にはそれぞれ別々のイメージが備わっていますので、色のイメージを活かした色の識別性を利用することにより、心理的な効果を考慮したバナーの制作も可能となります。ぜひ今後にお役立ていただけましたら幸いです。

(担当:斉藤 万幾子