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非常に多い回答です。
「Excel VBA」を受講される方々に「何ができるようになりたいですか?」と問うと「シート内のデータ管理を行いたい」と返って来ます。

この手の回答者の業務背景は、恐らくこんな感じです。

1、Excelを使ってデータを管理している。
2、しかしデータ量が多くなり、ファイル数やシート数が増えて管理が困難になってきた。
3、また、複雑な条件で検索、集計したりする必要が出てきたがExcelの機能で行うのは大変。
4、どうする?そうだVBAで操作してみたらどうだろうか?よしVBAを学習しよう!! ←今ここ

いやいや、その考えは待って頂きたい。
それならExcelによるデータ管理をやめて、データベース、例えばAccessやSQLServerに移行する事を薦めます。
Excelはデータベースではないのですから。

どうもデータベースの学習は難しく、VBAの学習の方が簡単だと思われているようです。
学習量からすれば、データベースよりもプログラミングの方が多いのですが、、、

そもそもVBAを学習し、VBAでExcelを操作できるようになっても、Excelに無い機能は使用できません。
例えば、Excelには複雑な条件による検索、集計機能はありません。よってVBAでもそれらを行うことはできず、データベースの機能を拝借するか、自作しなければなりません。

結局、データベースの学習が必須なのです。

世界中で稼動している業務システムはプログラミングとデータベースで作られています。
それが一番適している形だからです。
この形に逆らって業務システムを作っても、待っているのは「困難」です。

VBAのご受講を思案されている方へ。
改めてデータベースを学習しませんか?ご検討下さい。

(担当:奥田 英太郎

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「ファイルを送るときはパスワードを付けてください」
「個人情報や機密情報を含むファイルには必ずパスワードを付け、関係者以外が閲覧できないようにしてください」
最近は、個人情報保護や情報漏洩防止の観点からセキュリティに関する規則を定めている会社も多くなってきました。
情報漏洩が企業の命運を絶ちかねない昨今では、効率よりもセキュリティが最優先となっています。セキュリティ対策の一手法として、ワード、エクセル、パワーポイントなどのOffice製品では、ファイルにパスワードを付けて保存することができます。この機能はセキュリティ確保時の最も基本的な方法の一つであり、是非覚えておくことをおすすめします。

Office製品におけるパスワードは2つあります。
・「読み取りパスワード」:ファイルを開く際にパスワードが必要
・「書き込みパスワード」:データを変更する際にパスワードが必要
セキュリティのために使われるのは、「読み取りパスワード」 です。

またパスワードの付け方については、使用する文字種や文字数などについて会社でルールを作っている場合もありますので、ルールがすでに定められている際はルールに従って設定します。

【設定方法】
1) メニューバーの [ファイル](2003・2010)または [Officeボタン」(2007)→ [名前を付けて保存]
2) [ツール] → [全般オプション]
3) [読み取りパスワード] 欄にパスワードを入力し [OK]
確認画面でも再度同じパスワードを入力し [OK]

こうして保存されたファイルは、開く際にパスワード入力のウィンドウが表示され、正しいパスワードを入力しないと開くことが出来なくなります。

またOffice製品以外、例えばPDFファイルや画像ファイルなどにパスワードを付けたい場合は「zip(圧縮)フォルダ」を利用します。
パスワードを付けたいファイルを選択して右クリックし、[送る] → [圧縮(zip形式)フォルダ] で圧縮フォルダを作成します。
作成されたフォルダを開き、[ファイル] → [パスワードの追加] でパスワードを追加できます。

(担当:瀧川 仁子

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プレゼン資料を作る業務が発生しました。これまでプレゼン資料を自分で作ったことは一度もありません。
まず何から始めるべきでしょうか?
プレゼン資料を新規に作る際の大まかな手順としては、

  1. プレゼンに関する前提条件の整理
  2. 構成(シナリオ)の作成
  3. 各スライド(ページ)のアウトライン作成・補足資料調査
  4. 各スライドのデザイン作成・文言調整
  5. 発表練習(リハーサル)と見直し
  6. リハーサルを受けての各スライド修正
  7. 再度のリハーサルとスライド調整
  8. (必要に応じて)印刷配布資料の作成

という流れになります。

この流れの詳しい説明はビジネスパワーアップコラムのプレゼン編コラムでも取り上げますし、弊社パワーポイント系・プレゼン系セミナーにて個別に学習していただくことも可能ですが、今回は上記のうち「1. 前提条件の整理」と「2. シナリオの作成」についてもう少し補足をしておきます。

前提条件の整理についてですが、プレゼン資料を新規作成する際には、始めに「何を」「誰に」「どのように」「どれくらいの時間で」話をするのかを整理しておく必要があります。整理すると、

  • 目的: プレゼンのテーマ
  • 対象: プレゼンで話をする対象者
  • 人数: 対象者の人数
  • 時間: プレゼンの持ち時間

という形になり、これを「プレゼンの基本要件」と私は呼んでいます。

ほぼ全てのプレゼンではこの基本要件が最初から明確であることが多く、基本要件を整理しておくことで、その後の作業効率が大幅に向上します。
ご興味がありましたら弊社のパワーポイント/プレゼンセミナーにて詳しくご紹介しておりますので、ご参加をご検討いただければと思いますが、最初にこの基本要件を整理することから始めると「何を」「どのように」書くことで資料を作成すればよいのかが見えやすくなります。

次にシナリオの作成についてですが、プレゼン作成における最重要作業がこのシナリオ作成になります。何をどのように話すかという「構成」のことを私はシナリオと呼んでいますが、このシナリオを最初にしっかり考えておくことで、各スライド(ページ)の作成作業を「単純作業」に落とし込むことが出来ます。

言い換えれば、シナリオをあまり深く考えずに、思いつくままスライドを作っていくだけでは、全体を通して見直した際に余計なスライドが入ってしまっていたり、逆に説明が足りなかったり、順番が適切ではなかったりなどの状況が発生する可能性が高くなります。その修正を行うためにもまた時間がかかりますから、最初にシナリオをしっかり考えておくことで、作業効率を高めることをお薦めします。

この「シナリオ」の検討に関する重要ポイントは、ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編>の第一回で説明したとおり、「何が相手の疑問か」を見極めることになります。プレゼンの最大の目的は「自分の伝えたいテーマを説明し、相手の同意を得ること」です。相手の同意を得やすくするためには、出来る限り相手が感じる「疑問」に的確に答えを示していく必要があります。何が相手の疑問なのかを相手の立場に立って考え、その疑問に対する答えを、相手にとって重要と思われる疑問から順番に「Q&A」の形で書いていくことが、シナリオ作成の最も基本的な流れとなります。

このように、プレゼン資料を作成する際には、

  1. 基本要件を整理する
  2. シナリオを考える

まずはこれらのポイントから作業を開始すると良いです。是非参考にしていただければと思います。

(担当:佐藤 啓

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ビジネスパワーアップコラム<プレゼン編> 第二回

前回のプレゼン編コラムでは「プレゼン作成の最初のキーポイント」について触れましたが、今回も引き続き、実際の作成前に押さえておきたい重要ポイントを取り上げたいと思います。今回のテーマは「プレゼン資料の作成時間を短縮させる方法」です。

これはビジネスにおける資料作成全般に共通することですが、作成時間の目安を付けやすくするためには「枠」を決めてしまうことが大切です。プレゼン資料であれば枚数がこの「枠」に相当するわけですね。何枚のプレゼン資料を用意すれば良いのかを予め決めてしまえば、その枚数分だけの作成作業をすれば良いわけですから、トータルの作成時間の見当を付けやすくなります。

逆に言えば、特に何も考えずに、自分が思いついたものを順番に書いていくだけの資料構成では、作成時間も膨大になってしまいがちですし、後から構成を見直した場合に「不要な資料」が紛れ込んでいて、結局その資料を削ることでその分の作業時間が「無駄」になってしまうことも起こりうるわけですね。

もっと悲惨なのは、プレゼンは持ち時間が決まっていることが多いので、「枠」を決めずに資料を多く用意してしまった場合、時間内に伝えたいことを伝えきれず、「尻切れトンボ」的に終わってしまう状況が発生する可能性が高いということです。これでは「失格プレゼン」になってしまいます。

では、この「枠」はどのように決めるべきなのでしょうか。私は「プレゼンの持ち時間」から逆算する方法をお薦めします。多くのプレゼンでは「持ち時間」が決まっているので、この「持ち時間」から用意する枚数を逆算するわけですね。

この「時間と枚数の適切な関係」には色々な考え方があると思いますが、私はまずは「1枚1分」で話をする訓練をすることをお薦めします。この1枚1分というのは数字としてもきりが良く覚えやすいですし、適度なテンポを保って話が出来るので、聞いている方も話に集中することが出来ます。さらに、それぞれのスライドを1分でまとめようとすると、内容をかなり絞り込まなければならないので、自ずと密度の濃いプレゼン資料を作ることが出来るようになります。

この「1枚1分」の枠を決めてしまえば、トータルの持ち時間から逆算することで、用意するスライドの最大枚数を「作成前に」決めてしまうことが出来ます。なお、厳密に1枚1分で話をすることは難しい場合もありますので、多少間引いた枚数、例えば10分の持ち時間であれば9枚程度、15分なら12~13枚、30分なら25~26枚程度、と、若干の幅を持たせることはもちろんですが、大丈夫です。

ちなみに、スライド1枚当たりの作成時間は人によって異なるかとは思いますが、1枚30分~2時間くらいの範囲で収まると思います。従って、作成枚数が決まってしまえば、トータルの作業時間も決まることになります。これにより、作成作業を開始する前に、作業のスケジューリングを行いやすくなるわけですね。作業時間が延びてしまい、他の業務に影響を及ぼしてしまうことも避けることが出来るようになります。

適切な作業スケジューリングはビジネスにおいて重要なポイントの一つですが、精度の高いスケジューリングを実現するためには「枠」を決めてしまうことが有効な手段の一つとなります。プレゼン準備においてもこれは当てはまります。プレゼンの作成にいつも時間がかかってしまったり、なかなか手が動かない方は、是非この「1枚1分」の原則を試してみて下さい。作成時間の短縮はもちろんですが、プレゼンの内容をより良くするためにも、効果を発揮すると思います。

(担当:佐藤 啓

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講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。今回のセミナーは統計学及び関連するエクセル関数を1日で習得するものでしたが、大学等では3ヶ月くらいかけて学習する内容を1日に圧縮しておりますので、かなり密度が高かったのではないかと思います。是非お仕事での復習を通じ、活用いただければ幸いです。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

セミナーご受講お疲れ様でございました。パソコン作業が苦手とのお話でしたが、とてもスムーズに作業をされておりましたので、お仕事でしっかり復習いただければ大丈夫だと思います。パワーポイントには他にも便利な機能が多くありますので、是非次のセミナーも楽しみにしていただければと思います。
(担当:佐藤 啓

講師からのコメント

アクセスはなかなかイメージがつかめにくいソフトですが、一度使い方のイメージを理解すると、エクセルとの使い分けで仕事がもっともっと楽になります。是非アクセスの勉強を続けられて下さいね!
(担当:福井 康江

講師からのコメント

アクセス応用は初級に比べ、実践的に使える内容が盛り沢山となっております関係で、進捗もやや早かったかもしれません。まずは「アクセスで出来ること」のイメージをしっかりつかんでいただけたらと思います。またのご受講を、お待ちしております!
(担当:福井 康江